ハーティストstory~冷やし中華とおでん~

ちょっとしたことから始まった、おばあちゃんとのメニュー会議。今では、そんなおばあちゃんの笑顔に、私もまた元気をもらっている。”ハーティスト”として働く方から寄せられた、日常の心温まるストーリーをご紹介します。

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何でもない会話であったとしても、話の合間に笑顔が生まれ、いつの間にかお互いの心が元気になっている、ということがある。
ハーティストと、ある一人暮らしのおばあちゃんのおはなし。

桜が綺麗なことで有名な大きな公園の近くに建つマンションに、一人で暮らしているおばあちゃんがいる。

そのおばあちゃんは足腰が弱く、徒歩10分圏内の近所のスーパーに行くのも一苦労だ。
無事に買い物を済ませたとしても、荷物を持ち帰るのも困難。長時間台所に立って食事を作ることも難しい。

なので、おばあちゃんはいつも一週間分の食事をセブンミールで注文している。注文した商品は自宅に届けられるので、おばあちゃんの足腰にも優しい。

私はそのセブンミールの商品を、お客様のもとへ届ける仕事をしている。そのおばあちゃんの家に配達に行ったついでに、一週間のメニューをいつの間にか私も一緒に考えるようになった。

おばあちゃんが食べたいものを聞いたり、こちらから「これ美味しそうですよ!」と、おすすめしてみたりと、二人でセブンミールのカタログとにらめっこ。
今では馴染みとなった、おばあちゃんとの何気ない会話が楽しくて、私自身もその時間を楽しみにしている。

いつものようにカタログを広げて、一緒に食事のメニューを決めていたときのこと。

「最近は本当に暑い日が続くわね。“猛暑日”って言葉を毎日テレビで見る気がする。お花の世話をするのに、ベランダにちょっと出るだけで汗だくだもの。はい、お茶」

おばあちゃんがチューリップ模様のかわいらしいグラスに注がれた冷たい麦茶を出してくれた。

「すみません、ありがとうございます! しかし参っちゃいますよね。まだまだ暑さは続くでしょうから、熱中症と夏バテには十分気を付けてくださいね」

小中学校が夏休みに入る頃、ここ何日かは全国的に35度を超える、いわゆる“猛暑日”が続いていた。水道の蛇口を捻ればぬるーいお湯が流れるほどだ。

「そうねえ。でも、お陰様でご飯はしっかり食べられているから夏バテは大丈夫そうよ。クーラーもしっかりつけて、水分補給もバッチリ。ただ、こうも暑いと冷たくてつるっとしたものが恋しくなるわね。ほら! 夏といえばあれよ、あれ」

と、お気に入りの藍色の団扇でパタパタ扇ぎながら、なぞなぞを出題するおばあちゃん。

「うーん……そうめん?」

「はずれー。ヒントは“きゅうり”よ」

お皿に見立てた団扇にきゅうりを丁寧に盛るジェスチャーをするおばあちゃん。楽しそうな様子にこっちまでほっこりする。

「わかった! 冷やし中華ですね!」

「正解! 私、今年に入ってまだ一度も食べていないの。でも、セブンイレブンに冷やし中華なんてあるかしら?」

「とっても美味しい冷やし中華がありますよ! 食べやすいように小さいサイズも」

食べやすい『ミニ冷やし中華』をおすすめしてみた。

「しかも、500円以下で買えますよ」

「あら、いいわねー。サイズもちょうどいいし、ミニ冷やし中華にしよう。500円以下だから他にも何か注文しようかな」

おばあちゃんのリクエストで、二人で追加の注文を吟味していると……

「あっ! いいの見つけた。おでんも食べたい!」

と、目をきらきらさせてカタログのおでんを指さすおばあちゃん。

「いいですね。では、おでんにしましょう!」

メニューが決まった瞬間……二人で顔を見合わせて大笑い。

「よく考えたら、冷やし中華とおでんって季節がめちゃくちゃね!」

「確かに! 暑いんだか涼しいんだかわからないですね」

「でも、私はこの組み合わせが食べたいって思っちゃったのよ。ほら、美味しそうでしょ」

カタログを捲りながら、はにかむおばあちゃん。おばあちゃんが食べたいものを注文する、それがいちばんだ。

「私はね、二人で一緒にメニューを考えるこの時間が本当に楽しみでね。いつも、あなたが来てくれるのを心待ちにしているのよ。お喋りして、たくさん笑って、本当に元気になるわ~」

嬉しそうに話すおばあちゃん。

ちょっとしたことから始まった、おばあちゃんとのメニュー会議。
今では、そんなおばあちゃんの笑顔に、私もまた元気をもらっている。

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