女子アナ直伝!メンタルコントロール〜プレゼンで緊張しないコツ〜

大事なプレゼンなのに、緊張して上手く話せない……人前で話すのって、難しいですよね。 生放送の番組で、30分間、一人でプレゼンするというコーナーを担当していた時のこと。先輩アナウンサーは、どんな準備をして臨んでいるのか聞いてみました。すると、「本番まで、時間の許す限り、練習し続ける」と教えてくれました。何度も何度も、本番同様に声を出して、繰り返し練習し、さらに、アドリブでどんな質問をされても答えられるよう何百通りもシミュレーションするというのです。仕事のできるベテラン人気アナウンサーの先輩でもそんなに準備をしているのかと、驚きました。言葉を体に刷り込み、緊張しても言葉がすらすら出てくるくらい準備するのが理想なんですね。 しかし、実際にはデータを調べたり、資料を作ったり、しゃべりの練習に時間をかけられない人も多いのではないでしょうか? 私も、正直、万全の準備ができないまま本番に臨まざるをえないこともありました。 今回は、そんな時でも、緊張しないでプレゼンするコツを2つご紹介します。

lifestyle

プレゼンで緊張しないコツ~その1 プレゼン中に「味方」を見つける方法~

プレゼン中、どこを見て話していますか? 緊張するからモニターだけを見ている。手元の資料に目を落として、顔を上げられない。そんな方も多いのではないでしょうか?
一人一人の顔を見回しながら話す方が良いと言われていますが、実際はなかなか難しいですよね。
アナウンサーは、イベントや式典で司会をするという仕事もあります。何万人もいる会場から、少人数の催しまで、その規模は様々ですが、どんな会場で司会をするときも共通してやっていることがあります。

それは、会場に「味方」を見つけることです。

私にとっての「味方」= 笑顔でうなづいて話を聞いてくれる人。

361818770

そういう人が一人でもいれば、安心して話せます。また、「味方」の人に語りかけるように話せば、それは、全員が聞きたいなと思うようなプレゼンになっていきます。
新人アナ時代の研修でも、「誰か一人に伝えるようにしゃべる」と習いました。
例えば、大好きな人や、おばあちゃん、おじいちゃんとか……身近な人にしゃべるように話すことが、それが多くの方に伝わるしゃべりにつながるのです。

ちなみに、プレゼンの「敵」は、下ばかり見て、目を合わせてくれない人や、腕組みをして、話を聞いているか分からない無表情な人。こういう方を見てしまうと、なんだか緊張してきて、不安な気持ちすら生まれてきます。私は、このタイプの方がいたら、極力見ないようにしています。

「自分にとって精神的にマイナスになるものは排除する」これが緊張しないコツの一つです。

もし、プレゼンする相手の中に味方を見つけられない場合は、「ジャガイモ」作戦です。

406442284

プレゼンする相手をジャガイモだと思えばいいのです。子供の頃、学芸会や発表会で先生からこの考え方を習ったという方も多いのでは?

この作戦の狙いは、会場の空気に飲まれないようにすることです。

例えばプレゼンの練習をするときに、ジャガイモを置いて、それに語りかけるように話したら、緊張することはないですよね。同じで、相手がジャガイモなら、失敗したらどうしよう、うまく話さなくちゃなど変な緊張をする必要はなくなります。
とにかく、自信をもって伝える! これが、プレゼンで一番大事なことですから、ジャガイモに教えてあげるくらいの気持ちで話してみてください。

 

プレゼンで緊張しないコツ~その2 プレゼン会場を「ホーム」にする方法~

93221494

「味方」を見つけても緊張してきた……
「ジャガイモ」には見えない……

それくらい緊張してしまう時、あなたは、プレゼン会場の空気を「アウェイ」だと感じてませんか?

「ホーム・アンド・アウェイ」という言葉を、サッカーなどのスポーツで聞いたことがあると思います。
これは、2つのチームが、それぞれのホームタウンで1度ずつ計2回対戦することで、一般的に「ホーム」の方が有利と言われています。
「アウェイ」と感じながら話すのは、ネガティブな気持ちが大きくなり、より緊張感が強まってくる可能性があります。

では、空気を「ホーム」に変えるにはどうすればいいのか?

それは、ちょっとだけ、本音を打ち明けることです。

401153431

例えば、緊張しすぎて、頭が真っ白になったら、「すみません、ちょっと気合いが入りすぎて、緊張してしまいました。落ち着きます。」など、自らプレゼンを中断して、水などを飲んで、気持ちを落ち着かせてみてください。
また、噛み噛みで、何を言ってるか分からなくなってしまったら、「噛み噛みで伝わってないですよね。失礼しました。大切なところなので、もう一度、言い直してもいいですか。」など、正直に噛んだことを認めることで、共感してもらえます。もしかしたら、笑いが生まれるかもしれません。
プレゼンの相手も、同じ人間です。緊張したり、失敗したり……そういう経験を繰り返して生きています。
「共感」という武器を使えば、プレゼン中に「味方」が増え、うまくいけば「ホーム」のような空気に変えることができます。たとえ、「ホーム」にならなくても、「完全アウェイ」の空気でプレゼンし続けるよりは、
空気を少しでも変えた方が、結果的に「伝わるプレゼン」になっていると思います。

 

~緊張するのは悪いことではない~

プレゼン中に「味方」を見つけても、プレゼン会場を「ホーム」にしても、きっと緊張すると思います。
私も、10年間、毎日のように生放送の番組を担当していますが、全く緊張しないことはなく、「良い緊張感」を持って放送に臨んでいます。

間違えないように、失敗しないように、噛まないように……いろいろなプレッシャーの中で集中して話すには、緊張感はなくてはならないものだと思っています。なので、緊張するのは悪いことではなく、うまくメンタルをコントロールして、緊張と上手く付き合えるようになるのが理想なのではないでしょうか。

プレゼンで一番大切なことは「心を込めて一生懸命伝えること」です。
次のプレゼンが成功しますように……