Office Fashion Report vol.001

こんばんは。新里碧です。 いきなり始まりました“Office Fashion Report”! この連載では月1で私の身近にいる働く女性たちのファッションをレポートしていきます。ファッションと言いつつも、ファッションを通…

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こんばんは。新里碧です。
いきなり始まりました“Office Fashion Report”! この連載では月1で私の身近にいる働く女性たちのファッションをレポートしていきます。ファッションと言いつつも、ファッションを通して仕事に対する考え方や世代特有の悩みやあんなことやこんなことをなるべくアケスケに書いていくつもりです。毎回取材をもとにしたレポートになるので、ちょっと長いです。仕事の合間や、通勤中、寝る前などにだらだらしながら読んでいただければと思います。

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ではではさっそく、Vol.001ですが、現在私が働いている外資系広告代理店の後輩Yukaさん(31)です。彼女は大学を卒業後現在の企業に入社し、それ以来9年間営業職で働いています。

今回の取材は、青山一丁目の新青山ビルの地下にある喫茶エルグレコでおこないました。この喫茶店は新青山ビルで働く人々が残業中にふらりと夕飯を食べにくる渋い喫茶店です。壁には人形の絵が飾られ、入口のメニュー表の横には謎の仮面が置かれていたこともある…
そんな、独特のセンスを持った喫茶店です。しかし渋い純喫茶とも違い、サッカーやオリンピックの時期は大画面モニタで試合中継を流したりするフレキシブルさも持ち合わせている喫茶店です。スカした港区南青山の中にあって、とにかく居心地の良い場所なのです。

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Yuka 「ごめん! 遅くなりましたー! 何頼みました?」

新里 「唐揚げみぞれ定食にあったかい烏龍茶」

Yuka 「じゃー、私もそれで!」

真っ赤なタイトワンピースで登場。彼女はいつもタイトな服を身にまとっているイメージが強い。他にも大きな花柄のタイトワンピース、真っ青なタイトワンピースなどなど…
私が珍しくタイトな服装をしているものなら、同僚たちから「Yukaちゃんっぽいね、今日」と言われるくらいである。

新里 「いつも着ている(タイトな)服たちはどこで買っているの?」

Yuka 「ZARAとかも多いけど、最近はASOS(イギリスの通販サイト)で買ってます。」

新里「え! ASOSって日本からも買えるの?(超良い情報や!)」

Yuka 「英語表記しかないけど、日本からも送料無料で買えます。」

新里 「そうだったのか…(英語わかんないわ)」

と英語力の差をいきなり感じさせる彼女ですが、帰国子女や海外の大学卒者も多い社内の中で、彼女は意外なことに海外居住歴は無い。彼女は非常に努力家なのです。
ぱっと見て「見るからに英語が喋れそう」「帰国子女っぽい」彼女の外見は彼女が作り上げたブランディングだったのです。(※英語は実際ペラペラですが)

Yuka 「特にクライアントに対しては、”英語が喋れそう””頼りがいがありそう”と思わせることは大事だと思っていて、自分に自信を持ってプレゼンにのぞめる服を意識して選んでいます。私、身長が164センチなんですけど、ヒールも9センチ以上で、なおかつイザという時に走れるものを選んで履いています。」

新里 「私は最近、イザという時に走れるスニーカーを履きがち…」

Yuka 「ヒールを履いて、男性のクライアントや外国人のクライアントと目線を合わせることで、パートナーとして見てほしいって考えてるんです。」

新里 「なるほどー。営業職ならではって感じがする! それって、いつからそうなったの?新卒で入ってきた時はもっと地味だったような。。」

Yuka 「会社に入ってすぐの頃は、いわゆる“ザOL“っぽい服を着るようにしてました。みんなと同じで、目立たない服。理由は、上司が厳しかったのと…仕事でよく謝る場面があったから、”謝りやすい服”だったのかも。笑」

新里 「なるほどー。ところで、いつも背負ってる黒いリュックもすごくYukaちゃんっぽいアイテムだと思うんだけど、今日は違うカバンなんだね。」

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Yuka 「そうなんですよー! あのリュック、肩紐がちぎれちゃって、修理に出しているところなんです。」

新里 「あのリュックいつも重そうだなって思って見てたけど、紐が切れるなんて…(どんだけ重いんだ!)」

Yuka 「”ドイター”っていうドイツのアウトドアブランドのリュックで、すごく気に入ってます! 会社の重いパソコンや資料や、なんでも入るし、自分を守ってくれている気がするんです。」

新里 「”守ってくれている”?」

Yuka 「戦っているんですよ。笑。仕事は戦い。”自分はエージェント”って思っていないとやっていけないです。」

広告業界は他の業界に比べて、残業も多く、ストレスも多いと言われています。現在Yukaさんはフレックスで働いているので、仕事の落ち着いている時は少し遅めに出社しているとのことですが、朝9時から出社して午前3時や5時まで残業していることはそれ以上にザラにあるという…「残業中に机でいつの間にか寝ちゃってて、警備員の人に何度も起こされています。」そんな彼女が自分のことを”エージェント”と言ったことにすごく共感を覚えました。

新里 「そのiPhoneのケースも、戦ってるよね。」

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Yuka 「あ、わかります?笑」
「お世話になった先輩に頂いたもので、アメリカ国防総省の米軍採用品の基準を満たしているものらしいです。」

新里 「ひえー!(マジで戦場仕様だったのか…!!)そう言えば、この前会った時は、ファンシーなケース※つけてたけど。あれはやめたの?」(※水色のシリコンで出来たホタテ貝型iPhoneケース。ファンシーなデザインなのにiPhone6Plusなので手のひらよりもでかく、異様な存在感を放っていた。アメリカ出張中に買ったらしい。)

Yuka 「やっぱり、もともと使っていたこっちのケースに戻しちゃいました。仕事中に目にするものなので、仕事のモード(戦闘モード)に合ったものの方がやっぱりいいなって。」

新里 「それ、わかる!!ほんとはかわいいものも好きだし、かわいいもの見てると自分もかわいくなれるんじゃないかとか期待して買っちゃうけど、仕事中に見ると、仕事のモチベーション下がる気がするんだよね。」

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Yuka 「そうそう! このフープイアリングなんて、威嚇の役割でつけてるし。笑」

新里 「武器かよ!笑。その時計は? キンキラキンの。」

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Yuka 「これは、前にNY出張中に、その当時の彼にフラれて、ムシャクシャして買ったやつですね。ちょっとお高いけど、これは頑張ってきた自分にふさわしいものだ! って感じで思いきって買いました。超お気に入りです!」

新里 「なんか、チャンピオンベルトに見えてきたぞ!笑。他には何かおもしろいもの無いの? もっと見せて!」

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新里 「これは?」

Yuka 「ふつうのbicのボールペンです。おもしろくないですよ。」

新里 「ふつうのbicのは黒いキャップにオレンジの本体のやつじゃないの?」

Yuka 「思い出しました。これ、一昨年アリゾナに行った時にトイレ休憩で立ち寄ったホテルで、絵葉書を書こうとしてフロントで借りたペンです。」

新里 「えっ…パク…」

Yuka 「違います! その時に書き心地を気に入って、帰国してからアマゾンでダース買いしたものです。」

新里 「アリゾナで気に入ったペンをアマゾンで購入。っと。で、こっちは?」

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Yuka 「これは、ただの置き傘です。」

新里 「軽っ! なにこれ!」

Yuka 「モンベルの超軽量傘です。東京のコンクリートジャングルでいつ雨が降っても良いように持ち歩いています。色は、”サンライズレッド”!」

新里 「戦隊ものの真ん中ポジションだね。主人公枠。で、気になるこのポーチは?」

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Yuka 「これ、私の七つ道具が入ってるんです。こう見えて結構入ってるんです。出しますね。」

(いそいそ…)
・ カイロ
・ ヘパリーゼ(Yukaさんはお酒を飲まないので、あげる用らしい)
・ 虫刺され用塗り薬
・ ハンドクリーム
・ 目薬x2個
・ リップクリーム
・ ペンシル型口紅
・ 香水
・ 使い捨てコンタクトレンズ
・ 裁縫セット
・ 生理用品
・ 歯ブラシ
・ ヘアピン
・ Tバック

新里 「え!!! ちょっと!! ちょっと待って、パンツ出てきてるけど!!! 笑」

Yuka 「このポーチの中には、いざという時に助かるものが入っています! 勝負パンツです!いつ勝負があるかわからないでしょ?」

午後21時の港区の喫茶店。目の前で勝負パンツを片手に微笑むYukaさん。壁に飾られた絵の中の人形もチラリと勝負パンツを見つめている。
(えらいことになったな…)

店員 「唐揚げみぞれ定食おふたつです〜」

その後、取材を終えたYukaさんはいつもの様子で再び仕事へ戻っていった。

★ 今回取材をした喫茶店エルグレコ ★
日替わり定食の”なつき御膳”もオススメです。店内にはファッション雑誌やオセロなどのテーブルゲームもあるので、なんとなく時間を潰すのにも最適。全席喫煙可なので、ランチタイムなど混み合う時間はちょっと煙いです。

<DATA>
「エルグレコ」

■住所:東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル
■電話番号:03-3475-1733
■営業時間:7:30~22:00
■公式サイト: http://www.aoyama-twin.com