言葉遣いってボロが出るから。大和言葉で”しとやかさ”を上げよう

センスのいい服に、流行のメイク、ブランド物のバッグに靴……と大人の女性らしく見た目を着飾っているけれど、意外なところでボロが出てしまうことがあります。 それは「言葉遣い」。 どんなに美しい人でも粗野な言葉遣いをしていては魅力が半減……。 上品で知的、そしてしとやかな印象を保つ言葉遣いには、日本古来の大和言葉が役立ちます。 そこで、ふとしたときに使いたい大和言葉を『覚えておきたい美しい大和言葉』(大和書房、2016年)より紹介します。

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日並み

日並み
【読み】ひなみ
【意味】毎日

「日並み」には毎日、連日のほか、毎日〜すつ、日のよし悪し、などの意味もあります。

── 『覚えておきたい美しい大和言葉』(大和書房、2016年)p.22より引用

「毎日忙しい」「毎日仕事ばかり」といういい慣れた言葉も、毎日を「日並み」に言い換えるだけで、なんだか品のある言葉に聞こえる気がするから不思議です。

だれかに「最近どう?」と聞かれたときは、「日並み仕事ばかりです」と答えたいところ。

月籠り

月籠り
【読み】つきごもり
【意味】月末

月齢が決まっていた旧暦では、月末に月が隠れる(籠る)ことから「月籠り」に。

── 『覚えておきたい美しい大和言葉』(大和書房、2016年)p.25より引用

なんだか急に忙しくなる月末。心が荒みやすいときだからこそ、いつも以上に美しい言葉遣いを心がけた方がよさそう。

まるで月を擬人化したかのような「月籠り」という大和言葉、使いこなせたらセンスが光ります。

弛む

弛む
【読み】たゆむ
【意味】疲れる

だるくなる、気持ちが弛む、油断するなどの意も。現代では、張っていたものが弛む意味に用いられていますが、どこか通じるものがああります

── 『覚えておきたい美しい大和言葉』(大和書房、2016年)p.59より引用

一生懸命はたらいていれえば、たまに疲れてしまうのは仕方のないこと。ただ「疲れた」と何度も口に出してしまうと、余計疲れる気がするし、聞いている周りも暗い気持ちにしてしまします。

大和言葉に言い換えれば、意味は同じでもなんだか上品でしとやかな印象に。

執り行う

執り行う
【読み】とりおこなう
【意味】一杯やる

「執り行う」には、もてなすという意味もあります。そこからお酒を飲むことをこういったのかもしれません。

── 『覚えておきたい美しい大和言葉』(大和書房、2016年)p.104より引用

仕事帰りの一杯。「一杯やる」だとちょっとおじさんくさいですが「執り行う」だと、なんだか高貴なイメージがします。

少し大げさな言い方な気もしますが、ただ一杯飲むだけでも、特別感がでるかもしれません。

被け物

被け物
【読み】かづけもの
【意味】ご褒美

「被く(編集部追記:かづく)」という古語には、奇人が賞(褒美)として衣類を与え、肩に書けさせる、という意味があります。(中略)身分を超えて相手をいたわる気持ちが伝わるようです。

── 『覚えておきたい美しい大和言葉』(大和書房、2016年)p.129より引用

忙しい自分へのご褒美、として衝動買いをしたり、奮発しておいしいものを食べたり……。でも、それを繰り返しているとご褒美という言葉にちょっと後ろめたさを感じてしまうことも。

すこし気分を変えて「被け物」と表せば、自分の頑張りの正当な評価として受け入れられそうです。

大和言葉で”しとやかさ”を上げよう


▲ 『覚えておきたい美しい大和言葉』(大和書房、2016年)

大和言葉を口にすると、そのやわらかくて奥ゆかしい語感から、なんだか自分までしとやかな女性になったような気がしてきます。

言葉遣いでボロを出さないように、美しいボキャブラリーを増やしていきたいところです。