自分の特徴を認めてくれる環境で飛躍していく:LITALICO 鶴本希実さん【社員リレーインタビュー】

「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、就労支援、幼児教室・学習塾などの教育サービスを提供している株式会社LITALICO。そんな同社の事業の魅力や働く環境などを紹介する社員リレーインタビュー。今回はLITALICOジュニアでご活躍されている鶴本希実さんにお話を伺いました。

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社員リレーインタビュー
 
会社:株式会社LITALICO 
職業:LITALICOジュニア事業部 育成・研修担当
名前:鶴本 希実

「人に教える仕事がしたい」学生時代の夢を形に

――本日はよろしくお願いします! 鶴本さんはLITALICOへ入社する前の仕事は何をされていたのでしょうか?

全国チェーンの総合楽器店で一年半、店頭販売を担当していました。音楽が好きという理由で入社したのですが、ギターの弦を張り替える時に高校生が「教えてください」と声をかけてくれることがあり、楽器を売るよりも学生さんと話したり弾き方を教える方が楽しいと感じるようになりました。元々大学時代に音楽教師を目指して教員免許を取得していたこともあり、「あぁ、やっぱり人に教える仕事がしたいな」と思い、転職を意識しはじめました。

そんな時にちょうど、LITALICOで働いている友人と食事に行く機会があったんです。未就学児の教室で、一人ひとりの特性や成長に合わせてお子さんのサポートをしていると聞いて、LITALICOジュニアに興味をもちました。

その時は「こういう分野もいいな」と思う程度だったんですが、より具体的に転職活動を進める中でLITALICOの求人案内を見つけて、自分のやりたいことにマッチしていると感じて入社を決めました。

――LITALICOのどういう部分が自分に合っていると思ったのですか?

当初の想いである「人に教える仕事がしたい」というのはもちろんですが、LITALICOでは未就学児向けのサービスの一つにリトミックを取り入れた授業も行っていました。音楽に合わせて体を動かしながら成長を促すという活動で、今までの経験も活かせると感じたんです。

また、大学時代に教員免許を取得する過程でろう学校へ実習に行き、障害のあるお子さんと関わった経験もありました。進学塾などの求人も見ていたのですが、困っている子をサポートする方が自分に合っているのではないかという思いもありましたね。

――現在入社してから5年が経ったということですが、どのようなお仕事に携わってきましたか?

最初の2年は指導員として、横浜の教室で就学している学齢期のお子さんを担当しました。LITALICOジュニアの教室ではソーシャルスキル面と学習面の支援を行っており、学習支援では主に小学校低学年・高学年のお子さんたちに漢字や文章の読解、算数の四則演算などを教えていました。

また、夏期の特別講習では科目として音楽もあり、その時は私がピアノを弾きました。サポートの先生にも入ってもらいながら、一斉指示を聞いたり協調運動に参加したりするというリトミックを行ったのですが、これまでの経験が支援に活かせた!と感じましたね。また、一時的にではありますが、親が亡くなってしまって精神的に不安定状態にあったお子さんにピアノを教えてあげることを通して支援をしたこともありました。

ソーシャルスキルの支援でいうと、言葉がうまく出せない自閉症のお子さんに対して、一緒にパズルをしながらこちらが意図的にピースを隠すなどして、困った時のヘルプ要求を促すということもしていました。平日は4回、土日は7〜8回の授業を担当しながら目まぐるしく働きましたね。

また、入社2年目の頃、LITALICOでは非常勤採用が始まりました。アルバイトの先生を育成するポジションが新しくでき、私はそこで研修の担当をさせてもらったんです。指導員をしながら、研修も行う毎日は、忙しかったけれど充実していました。

3年目で、アルバイトだけでなく社員も含めて研修をするトレーナーという役割を担うようになりました。4年目でトレーナーのさらに上のスーパーバイザーというポジションを目指し始めて、現在は複数の教室を回りながら指導員の育成を行っています。教室の中の教育担当者や、就学準備を引っ張っていける指導員を育成する集合研修も担当していて、時には自分より年齢もビジネス経験の高い教室長や、教育担当者に向けて研修を行うこともあります。

――目標をもちながら、順調にステップアップされてきたのですね!とても働きがいがありそうなお仕事ですが、どんな時にやりがいを感じますか?

年齢、特性、言語能力など、色々なタイプの子どもがいる中で、その子のニーズにカチッとハマる指導ができた時は本当に嬉しいです。信頼関係ができてくると、お子さんってすごく安心した表情になるんです。お子さんから「関わりたい」という意思や行動が見えた時は「この仕事をやっていて良かった」と思いますね。

――逆に大変なことはどういった部分でしょうか?

一人一人に合った支援をするために、お子さんの特性を把握しつつ、自分がしたことに対するお子さんの反応を見ていきながら最適な支援を考えることは、難しかったです。

指導員の育成という面でいうと、LITALICOは「多様性」という言葉を大切にしている会社なので、本当に色々な指導員がいます。客観的に自分のことを見られる人、目標設定ができればそれに向かって自分自身で解釈しながら進める人、他人を思いやるあまり本音がなかなか言い出せない人……。それぞれの強みや個性を最大限に活かしたいので、面談の最初は「何をしている時が一番落ち着きますか?」「周りからどういう人だと言われますか?」などの質問をしながら、まずその人をきちんと知るようにしています。

一人一人に合う環境や、強みが発揮される場面はどこなのか、しっかり考えることで働きやすい環境が生まれると思っています。

また、指導員からは指導に関する悩みも相談されるのですが、私は直接そのお子さんを見ているわけではなく、間接的な情報になるので……。状況を適切に把握し、より良い指導法を提案しつつ、お子さんや親御さんが幸せになり、指導員自身にも成功体験をしてもらうという方向に導くのは大変ですね。

それと、担当している複数の教室の質を担保しなければというプレッシャーもあります。指導員が働きやすい環境を作り、活き活きと働いてもらうことで親御さんの満足度も高めていけると思うので、環境作りへの責任は感じています。

目の前の子供と向き合う楽しさ、仕事の目的を忘れずに

――LITALICOに入社する前と後ではギャップはありましたか?

LITALICOには固定されたカリキュラムはなく、お子さん一人ひとりに合わせて教材やプリント、おもちゃなどを選ぶので、最初は指導の用意をするのに思ったより時間がかかりました。授業では毎回、ねらいとお子さんから引き出したい行動を決めるのですが、思うようにいかず全然成長実感に繋がらなかったということもあり、入社前のイメージと比べて難しさを感じましたね。

でも、LITALICOには指導員の指導をサポートするツールがたくさん用意されているんです。上手くいかない時にはツールを使いながら振り返ることができるので、「もっとステップを細かく分けて、最初の目標は下げた方が良いのかも」などと考えながら何が一番合っているのかを考えながら再挑戦していく過程は面白かったです。

――子どもへの教え方は、入社してから学んだのですか?

そうですね。算数や国語の教え方は、入社後に学びました。あとは小さい頃から工作が好きなのは良かったかもしれません。教材にお子さんの好きな絵を添えてあげたり、プリントのレイアウトを電車にするなど楽しそうな教材を自分で作る事ができたので。

――「教える」ということや、塾業界での経験がなくても指導員として活躍できるのでしょうか?

私自身、教育業界は初めてでしたが、経験がなくても大丈夫だと思います。ただ働く中で、お子さんと向き合う楽しさを忘れないことは大切ですね。

障害のあるお子さんと向き合う中で、答えが出なくて追い込まれてしまったり、煮詰まって疲れることがあるんです。そんな時「どうしたらお子さんが楽しんでくれるかな?」っていう視点って意外と忘れてしまいがちなんですが、ここをしっかり持っていれば自分自身も楽しんで続けられると思います。

それと、仕事を通じて何をしたいかという目的をもつことも大切です。やりたいことがブレると親御さんとの信頼関係もうまく築けないので、軸はちゃんともっておいた方がいいですね。

――会社の文化という面で、ギャップを感じたことはありましたか?

思っていたよりも会社の成長速度が速いというのはありました。ベンチャー企業という認識ではありましたが、新しいサービスがどんどん始まり、社員の評価制度もどんどん更新されていくなど、スピードの速さには驚きました。

子どもの「やりたいこと」を自分の力で叶えることができた喜び

――鶴本さんが忘れられない1日のエピソードがあれば教えてください。

すごくたくさんあるんですけど……(笑)。一つ挙げるなら、横浜の教室に勤務している時のエピソードですかね。4年間担当した学習障害があるお子さんがいたのですが、そのお子さんは普通級に通っていて、数の概念がわからないという課題がありました。
お子さんの様子から、数字についていきなり教えても頭に入りにくいだろうと思って、映画館ごっこをしたんです。お金の払い方を、その子が好きなアニメ、妖怪ウォッチのキャラクターに当てはめて、「ぴったり払う時は、ジバニャン払いだよ」などとイメージできるよう言葉かけをしていきました。

するとそのお子さんの中で、キャラクターのイメージとお金の払い方がピタッとハマったようで、たった一回の指導を通じて、それまでどうしてもわからなかったお金の払い方ができるようになったんです。

そのお子さんはずっと、「お小遣いをもらって映画館に行きたい」という思いがあったんですが、私とのやりとりを見ていた親御さんが「これなら大丈夫かも」とお小遣いをあげることに決めたんです。自分の行動を通じて、お子さんがずっとやりたかったことにアクセスできたことは、とても嬉しかったですし、今でも忘れられないですね。

――お子さんもとても嬉しかったでしょうね! そういったアイディアは先生たちが自ら考えるのですか?

そうですね。ただ、全員「お子さんの楽しいを活かす指導」というテーマの研修を受ける機会があるので、土台のノウハウはそこで学べると思います。
子どもの好きなことと、将来どういうことをやりたいのかを繋げて手立てを増やしていくことはとても大切ですね。

――最後に鶴本さんの今後のビジョンを教えてください。

私は上からズバッと指示するのが得意ではなく、下から支えて持ち上げていくタイプなんですよね。これから教室の指導員を育てていく上で、より知識や経験の引き出しが必要だと思っていますし、私自身の特徴ももっと活かしていきたいと思っています。

社内で飛び交う名言を集めるのが個人的に好きなんですが、その中の1つに「自分の居やすい環境に身を置いた方がいいよ」という言葉があります。LITALICOは、その意味で私の特徴を認めてもらっていますし幸せだなぁと感じながら働けています。

LITALICOジュニアではエリア拡大に伴い、一緒に働く仲間を募集しています。これまでの経験を活かして新しい仕事にチャレンジしてみませんか?