北欧ミステリー映画『蜘蛛の巣を払う女』のクールビューティなヒロイン、リスベットの魅力に迫る!

大ヒットした映画『ドラゴン・タトゥーの女』の続編『蜘蛛の巣を払う女』は、人気キャラクターのリスベットが大活躍する物語です。監督とキャストが一新され、剃刀みたいに鋭く、強い女性リスベットが、その強さの中のもろさを見せるのが本作です。クールビューティのまま、親しみの持てる存在になったリスベットの魅力と彼女が迫る謎を見ていきましょう。

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【物語】

天才ハッカーのリスベット(クレア・フォイ)は、世界中の防衛システムに侵入できるソフトウェアを開発者のもとへ戻すという依頼を遂行中でしたが、謎の侵入者に襲われるなど、たびたび危険な目にあいます。そんなときに再会したのが、かつて同じ事件を一緒に解決へと導いた新聞記者ミカエル(スヴェリル・クドナソン)。リスベットとミカエルは手を組んで事件解明へと突き進みますが、この事件の背後には驚くべき黒幕が潜んでいたのです。

魅力1:新リスベットは正義感溢れるクール美人

北欧オリジナルの映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥの女』(2009年)のノオミ・ラパス、アメリカ映画『ドラゴン・タトゥーの女』(2011年)のルーニー・マーラに続いてリスベット役に抜擢されたのはクレア・フォイ。Netflixのドラマ「ザ・クラウン」でエリザベス二世を演じて多くの主演女優賞を受賞した実力派です。

これまでのリスベットは何をしでかすかわからない狂気を内包していましたが、本作のリスベットの魅力は正義感。女性を侮辱する男に憎しみをたぎらせ、報復していく姿はたくましくかっこいいです。鋭利な刃物のような鋭さは薄れましたが、親しみやすさや頼りがいを感じるヒロインです。

魅力2:エグさよりも現代的なスマートさを最優先!

前作は、リスベットに対する性的な描写も多く、なかなかエグいミステリー映画でしたが、本作は目を背けるようなエグさはなく、スマートさを優先している印象です。

『ドラゴン・タトゥーの女』の謎は、大富豪の孫娘の行方不明事件を軸に、複雑な家系の謎などドロドロした人間の闇を描いていましたが、本作は世界の平和を脅かすソフトウェアとそれを悪用しようとする黒幕を追うというもの。実に現代的なストーリーでスタッフとキャストを一新しただけでなく、リスベットを主人公にした世界そのものが変わり「新しくなった!」というフレッシュ感があります。

魅力3:リスベットの家族が明らかに!

本作の冒頭に登場する二人の少女のうち、ひとりはティーン時代のリスベット、もうひとりのカミラはリスベットの妹です。二人は父親の部屋に呼ばれますが、この父親が曲者なんですよ。雪に閉ざされ、逃げ場のない一軒家、父親は娘たちを部屋に呼んで何をしようとしていたのか。そのときリスベットがとった行動は? 後半、カミラの真実が明らかになります。このシリーズらしい闇を感じるのはリスベットとカミラの関係。リスベットが不器用な生き方しかできない秘密が過去に隠されているのです。

北欧版、アメリカ版と本作とは趣が異なりますが、前のドロドロした暗い感じが苦手な人は、本作の現代的でスマートなアクションミステリーである本作の方がいいかもしれませんね。

『蜘蛛の巣を払う女』
(2019年1月11日(金)全国ロードショー )
監督:フェデ・アルバレス
出演:クレア・フォイ、スヴェリル・グドナソン、レイキース・スタンフィールド、シルヴィア・フークス、スティーヴン・マーチャント

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