元夫から養育費を受け取っているシングルマザーは約1/4!?滞納の回避策と請求方法

離婚後、元夫から養育費が支払われたことがないシングルマザーが半数以上だということはご存知ですか? 確実に養育費を支払ってもらうためにできること、支払い遅延があった場合に自分でできることをわかりやすくご説明します。

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養育費を受け取っているシングルマザーは1/4程度

離婚後に気になるのは「お金の問題」という方は多いのではないでしょうか? 特に子どもに関わる養育費を元夫が支払ってくれるかは心配ですよね。 平成28年度の厚労省の調査によると、「現在母子家庭で養育費を受け取っている」と答えた方は、24.3%でした。約1/4しか養育費の支払いを受けていないことになります。また「受け取ったことはあるが今は支払いがない」は15.5%、「養育費を受けたことがない」と答えた人は56.0%という結果です。
学歴別の統計を見てみると、大学・大学院卒の母子家庭の場合は40.6%の人が現在養育費を受けていると答えたのに対し、高卒の場合は21.4%に下がってしまいます。養育費の平均は43,707円でしたが、これを一切受け取れないとなると経済的に大きな影響があります。 統計からは、多くのシングルマザーが養育費を受け取れず苦労しているというのがわかります。

養育費の滞納を防ぐためにすべきこと~公正証書と面会~

では、養育費の滞納を防ぐためにできることは何かあるのでしょうか? まず一番大事なことは、離婚時に養育費の支払いに関する公正証書を作成しておくことです。口約束や別の文書で作成される方は多いのですが、これでは養育費の滞納があった場合に、すぐに給料を差し押さえるなどの対処ができません。養育費の取り決めは、強制執行認諾約款付公正証書にて必ず行うようにしましょう。 また、父親と子どもとの面会を定期的に行うということも大切です。家庭裁判所の研究によると、子どもと養育費支払い者の親が定期的に会うことによって、養育費を滞りなく支払う可能性が高くなるという結果が出ています。子どもの顔を見ることで、「この子のために支払う」という気持ちが持続しやすいのかもしれません。

元夫への養育費請求の流れ①公正証書で取り決めていた場合

養育費の支払いが実際にストップしてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか? 公正証書にて養育費の取り決めを行っていた場合は、強制執行を行うことでスムーズに養育費を回収することができます。強制執行とは、強制的に国が債務者の財産を差し押さえること。養育費の支払いをストップした場合などは、公正証書の内容に基づき、強制的に給料や資産などを差し押さえ、養育費に回すことができるのです。

差し押さえの流れとしては、以下の通りです。 1 公正証書等の必要書類を集めて、債権差押え命令申立書を作成する
2 裁判所に民事執行手続きの申し立てを行う
3 差し押さえ命令が送達される
4 給料の一部などを直接会社から振り込んでもらう or 預金を凍結して振り込み手続きを行う(取り立て)

申し立てから2週間程度で、取り立てを行うことが可能となります。

元夫への養育費請求の流れ②口約束や公正証書でない書面で作成していた場合

公正証書を離婚時に作成していなかった場合は、すぐに強制執行の手続きをとることはできません。この場合は、以下のステップを踏むことになります。

1 元夫と連絡を取り、養育費の取り決めに関する協議を行う
2 公正証書を作成する
3 話し合いが進まない場合は、養育費請求調停を申し立てる
4 調停でも合意ができなかった場合は審判へ
5 決着がついたら、取り決め通りに支払ってもらう

養育費に関する協議は、当事者同士だと難航することが多いのが実状です。確実な支払いのためには、先の養育費請求調停なども見据えて、弁護士に相談してみると良いでしょう。

養育費の滞納は弁護士に相談しよう

お伝えした通り、公正証書によらない養育費の取り決めの場合、滞納があるとその後の手続きが大変です。養育費の支払いを滞納されどう対応したらよいかわからない場合は、一人で悩まず専門家である弁護士に相談することをお勧めします。迅速に対処することで、問題解決までの道のりが早くなります。

弁護士に相談することで様々なメリットがあります。「夫婦の話合いがなかなか進まない」「離婚条件で有利に進めたい」とお悩みの方は、一度弁護士にご相談を。LiBzLIFE専用窓口へのお電話なら専門家への相談が初回15分無料です! >>【離婚相談サポート】LiBzLIFE専用窓口はコチラから

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