お別れを大切にする和の心。人形は、きちんと供養する

大人になると、日々、仕事にプライベートに充実した時間を過ごす一方、なかなか昔を振り返る機会は少なくなってくるもの。 でも、ふと部屋を見回したり、実家に帰ったりしたときに、小さなころから一緒だった人形やぬいぐるみを目にすることがあります。 思い出がつまった存在で、昔を懐かしむことができる人形やぬいぐるみはなかなか捨てることができません。とはいえ、いつまでも持っているわけにはいかないし……と困ってはいませんか。 「モノには魂が宿る」と、幼いころに教えられることが多い日本人は、なかなかモノを手放すことができません。そんな和の心を大切にする女性にすすめたいのが「人形供養」です。

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人形供養ができる関東のお寺

とはいえ、思い出のつまった存在である人形やぬいぐるみはと、すっぱり別れを決めるのは、なかなか勇気のいることです。

時間が経つと気持ちがゆらいだり、思い出が溢れて別れがたくなったりしてしまいます。でも、ズルズルと付き合い続けるのが、恋愛でもご法度のように、お互いの未来のために「今まで、どうもありがとう」とスッキリと気持ちのよい別れをしましょう。

そこで、思い立ったらすぐ人形供養が行える、関東のお寺や神社を紹介します。

1. 本寿院(東京都・馬込)

東京都・馬込にある本寿院では、毎月第2日曜日の午前9:00から公開人形供養を行っています。

予約は不要で、当日に人形やぬいぐるみを持ち込めば参加できます。

供養されているところを自分の目でしっかりと確かめて見送りたいという人にぴったり。

それ以外の日も、年中無休で9:00から18:00の間に自由に持ち込みができます。

遠くて足を運べないなら、サイトからダウンロードできる人形供養申込書に記述し、人形と一緒に郵送することも可能です。

供養のお布施は、たて+よこ+高さ=70cmの大きさの箱に入る分量で5千円が目安。

本寿院
■住所: 〒143-0025 東京都大田区南馬込1-16-2
■電話番号:03-3772-8889

2. 照天神社(神奈川県・橋本)

集団ではなく、個別で人形供養がしてもらえるのが神奈川県・橋本にある照天神社。祈祷の前に人形との思い出話を神主さんが聞いてくれます。

1時間ほどお別れの時間を過ごしたあとは、お札やお守りと、そしてワインまでプレゼントしてくれて、これからの新しい門出に向かった区切りをしっかりと支援してくれます。料金は1万円です。

照天神社
■住所:神奈川県相模原市緑区大島563-2
■電話番号:042-751-1043

3. 長福寿寺(千葉県・長生)

千葉県・長生にある長福寿寺は、人形供養の歴史が深く、供養した人形を処分はしないという特徴があります。

あずかった人形やぬいぐるみは、人形抱き観音の前に飾って、供養から火葬まですべて僧侶の手で執り行ってくれるということ。

郵送でも供養をお願いすることができ、手紙を添えれば代わりに読み上げてくれます。

費用は、人形・ぬいぐるみ1体の供養料が、身の丈10㎝以内であれば 1,000円、身の丈30㎝以内は 3,000円、身の丈30㎝以上、または重さ1キロ以上だと5,000円、ひな人形・五月人形の供養料は 一式1万円(七段飾りは2万円)となっています。

また、プラス1万円で特別な祈祷をした後に供養してもらえます。

長福寿寺
■住所:千葉県長生郡長南町長南969   
■電話番号:0475(46)1837

お別れも大切にする和の心

人形供養は、モノを大切にする日本の文化の表れだと思います。

ヨーロッパなど欧米諸国には人形・ぬいぐるみを供養するという習慣はありません。紹介した長福寿寺は「日本の人形供養の心を知りたい」というドイツのテレビ番組の取材を受けたことがあるそう。

そんな素晴らしい和の心を大切に、モノの処分にも気遣いができる魅力的な女性でいたいですね。