ボタニカル男子に聞く! 秋冬に輝くオススメの多肉植物5選

NHKドラマ『植物男子ベランダー』の主人公のように自宅でグリーンを育てて、植物を愛する「ボタニカル男子」が近年急増中。今回は、ボタニカル男子ユニット「PLANTARIUS」としてご活動されている三人に、これからの季節からでも育てやすい5つの多肉植物を教えて頂きました。

lifestyle

そもそも秋冬に多肉植物って育てて大丈夫?

235837951

―本日はよろしくお願い致します! 多肉植物って、「金のなる木」くらいしか知らないのですが、秋冬でも育てられるんですか?

秋冬でも、もちろん大丈夫です。ただ、多肉植物のほとんどはアフリカなど温度が高く乾燥した土地が原産です。なので、日本で冬も元気に過ごしてももらうためには、個体差はありますがやはり10℃を下回らないような環境が望ましいです。

―アフリカだったんですね! では秋冬は室内で育てる方がよさそうですね。

そうですね。基本的には冬は温かい室内で育てましょう。あと、みんな太陽が大好きな子たちですので、なるべく陽が当たる窓際などにおいて日光浴をさせてあげてください。ただし、朝晩の冷え込みには注意したいので、日中窓際に置いた鉢たちも、就寝前には少し窓から離しておいてあげてくださいね。

【1つ目】ポッと頬を染める「乙女心」(セダム属)

―では早速「紅葉が美しい多肉植物」から教えて頂けますか?

まずは、紅葉する多肉植物の中でも可愛らしさ抜群の「乙女心(おとめごころ)」ですね。

②

―名前を裏切らない可愛さ!

普段はグリーンですが、秋から冬にかけて、ぷっくりした葉の先端がピンクに紅葉します。その名の通り、ポッと頬を染めるような可愛らしい変化を楽しめる種類です。

―注意しておくことはありますか?

多湿に強いので、通年を通して乾かし気味で育てます。成長が止まる真夏と冬の間はほとんど水を欲しないので、やりすぎないように注意しましょう。

『乙女心(おとめごころ)』
■日射し:大好き
■水やり:乾かし気味で/春・秋:土が乾いたらたっぷりと/真夏・冬:成長が止まるので半月~1カ月に一度程度

【2つ目】真っ赤に燃える「火祭り」(クラッスラ属)

―普段グリーンのものが赤くなるなんて知らなかったので驚きです!

こちらは、普段から、やや赤みを帯びてはいますが、秋から寒さにあたるとさらに真っ赤に紅葉する「火祭り(ひまつり)」という品種です。情熱的な「赤」が寒い日の気分を高めてくれそうですよね。

③

葉っぱですよ(笑)。暑さ・寒さに強い子なので、初心者の方でも育てやすいと思います。また、お店などでも販売されているところも多いので手軽に始めるには良いかもしれないですね。

『火祭り(ひまつり)』
■日射し:大好き
■水やり:乾かし気味で/春・秋:土が乾いたらたっぷりと/真夏・冬:成長が止まるので半月~1カ月に一度程度

【3つ目】ピンクの爪がかわいい「チワワエンシス」(エケベリア属)

―まだまだ知らない植物がいっぱいあるんですね。

次にご紹介する「チワワエンシス」は、見たことがある姿かもしれませんね。

④

―あ! これ、おばあちゃんの家にありました。

この「エケベリア属」は多肉植物の代表格なので、ご家庭で育てている方も多いと思います。「チワワエンシス」は葉の先端がピンク色にふわっと広がり、非常に可愛らしい姿に紅葉してくれます。マッドな質感にも品の良い柔らかさを感じられますね。

―確かに、品の良さありますね。

日光を好む子なので、日射しをたっぷり与えてあげると、どんどん美しいロゼット型になってくれますよ。

『チワワエンシス』
■日射し:大好き
■水やり:乾かし気味で/春・秋:土が乾いたらたっぷりと/真夏・冬:成長が止まるので半月~1カ月に一度程度

【4つ目】クールビューティーな「黒法師」(アエオニウム属)

―次にご紹介頂くのは、冬型と呼ばれる冬に成長するタイプの子なんですよね?

はい。多肉植物は、ほとんどが春と秋に成長しますが、冬型の品種もいくつかあるのでご紹介しますね。この「黒法師(くろほうし)」は、主に冬から春にかけて成長し、夏はお休みしています。黒くツヤツヤとした美しいロゼット状の葉が特徴です。

⑤

―おお~夏はお休みするんですか?

はい、成長が完全に止まるので、真夏の暑い時期は断水状態にしてあげてください。秋まで水やりを我慢です。黒い植物で、ミステリアスな姿をしていますし、冬を好むってクールビューティーな子ですよね。

―本当ですね!  育て方も人間のように性格があると思うとすごく親しみを感じちゃいます!

『黒法師(くろほうし)』
■日射し:大好き(よく日に当てると黒さに磨きがかかります)
■水やり:乾かし気味で/春・秋・冬:土が乾いたらたっぷりと(冬は、暖かい日の日中に)/真夏:断水

【5つ目】多肉界のAWコレクション「仙人の舞」(カランコエ属)

―多肉植物って見た目もいいですけど、さわり心地も良さそうですよね~

最後にご紹介させていただく子は、お店で見かけたら思わず「なでなでしたくなっちゃう」ような質感を楽しめる「仙人の舞(せんにんのまい)」です。

⑥

―すごい名前! そして、葉っぱもまさに秋カラーで楽しませてくれますね♪

そうですね。色だけでなく、この子は素材感に特徴があります。ベルベッドのような美しい質感で、大人の魅力たっぷりです。ついつい触りたくなってしまうんですが、あまり頻繁に触ると葉が傷むこともあるので「サワサワ」くらいにしてあげてくださいね。

『仙人の舞(せんにんのまい)』
■日射し:大好き
■水やり:乾かし気味で/春・秋:土が乾いたらたっぷりと/真夏・冬:成長が止まるので半月~1カ月に一度程度

―多肉植物ってこんなに種類があることも知らなかったですし、みんな個性があるなんて素敵ですね。

植物との暮らしもいいものですから、ぜひ毎日の生活を彩る多肉植物たちを楽しんでみてください。

―はい! ありがとうございました!

少しずつ涼しい日が多くなり、空も秋色になってきました。これからの寒い時期は家で過ごす時間が増えることと思います。植物との暮らしは、朝に「元気かな?」と様子をみて少しの変化を嬉しく感じたり、陽の光を浴びる姿をぼーっと眺めたりと、毎日の家での時間が楽しくなります。この秋冬からの穏やかな植物ライフ、はじめてみませんか?

PLANTARIUSについて

①

フォトグラファー丸山和久、デザイナー間宮真介、プランツアーティスト田中南斗の3人を中心に活動する植物大好きユニット。植物のかわいさ、かっこよさ、面白さを広めるべく、まず自分たちが全力で楽しんでいます。2017年3月ごろ『ZINE』(自費出版誌)発行予定。

PLANTARIUS