和装に合わせる大人の“わびさび”ネイル

初詣など、着物を着る機会が増えるシーズン。大人の女性として、ネイルはどんなものを合わせたらいいのか、そもそもネイルをしても良いものか迷いますよね? 今回は普段からよく着物をお召しになる日本舞踊の先生からアドバイスを頂き、現役ネイリストの筆者が着物に合う“わびさびネイル”をシーン別にご紹介します。

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目安としてこれくらいは知っておきたい代表的な着物の用途と格

着物の種類はいくつかあるそうですが、今回は代表的な【留袖】【訪問着】【小紋】の3種類について簡単にご紹介します。

着物

【留袖】最も格の高い着物で、結婚式などの第一礼装(最高の格と敬意を表す装い)。

【訪問着】第二礼装。華やかな絵羽模様が特徴で、留袖の次にフォーマルな着物。

【小紋】おしゃれ着としての着物。

簡単ではありますが以上を踏まえ、日本舞踊の先生からのアドバイスをもとに上記3種類の着物に合わせた“わびさびネイル”をご紹介させていただきます。

留袖に合わせる“わびさびネイル”

留袖は第一礼装。特にネイルをしてはダメという決まりはないそうですが、あまりにも華美に飾ったネイルはやはり控えた方が良いとのこと。
ピンクやベージュなどのお肌に馴染む色味のワンカラーグラデーションで最高品位の“わびさびネイル”がおすすめです。

留袖1

これでは少し寂しいと行った場合には、同じくお肌に馴染む色味に少しのラメラインを入れるのも良いでしょう。

訪問着に合わせる“わびさびネイル”

留袖よりも華やかで晴れやかなイメージの訪問着には遊び心も入れつつ、着物を引き立てるデザインがおすすめ。
こちらは薄いピンクなどの訪問着に合わせたい、ピンクの色味も少し華やかにしたグラデーションネイルに少しのアート。

訪問着3

こちらはベージュ系に華やかな柄の入った訪問着に合わせたい、パール感のあるベージュカラーを斜めフレンチにしてラメラインを入れたシンプルなデザイン。

訪問着2

こちらは品の良い爽やかな寒色系カラーの訪問着に合わせたい、肌なじみの良いナチュラルスキンカラーに貝やラメラインなどを全体に入れたデザイン。

訪問着1

色が華やかなら飾りを減らし、飾りを多く入れるなら色を控えめに…どれも、微妙な引き算をしている“わびさびネイル”です。

小紋に合わせる“わびさびネイル”

小紋は普段のおしゃれ着として楽しむ着物。ネイルも普段着感覚で楽しんで良いと思います。とは言っても、デコレーションの多いネイルは袖に引っ掛けたりして、着物を傷つけてしまう事もあるので注意しましょう。
こちらはモードでシックな着物に合わせたい、アースカラーにラメラインを一筋入れたデザイン。

小紋2

こちらは可憐で可愛らしい着物に合わせたい、ゴールドや鮮やかなピンクを流れるようなライン重ねたデザイン。

小紋1

アートが多く入っても着物の柄を邪魔しない“わびさびネイル”です。

いかがでしたか?
今回は“わびさびネイル”ということで、ラインストーンの代わりに貝のパーツや極小のスタッズなどを使い、デザイン感はあるものの、あえて控えめで着物の美しさも引き立たせることができるようなデザインをご紹介しました。しかし、本格的な茶道や日本舞踊などのお稽古の時は、先生にもよるそうですがネイル自体がタブーという場合もあるそうです。
ただ、その場合でも甘皮が伸びきったズボラネイルではなく、しっかりとネイルケアを施している美しい指先で究極の“わびさびネイル”を楽しんでくださいね。