Office Fashion Report vol.002 -Reika(32) 一児の母であるアートディレクターのこだわりとは?

こんにちは。新里碧です。 Office Fashion Report 第二弾は、アートディレクター9年目のReikaさん。3年前に第一子を出産した働くママである彼女のオフィスファッションのこだわりをレポートしたいと思いま…

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こんにちは。新里碧です。
Office Fashion Report 第二弾は、アートディレクター9年目のReikaさん。3年前に第一子を出産した働くママである彼女のオフィスファッションのこだわりをレポートしたいと思います。

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今回の取材は青山一丁目駅から徒歩2分の場所にある南インド料理屋さん「ポンディシェリ」でおこないました。界隈に何軒かあるカレー屋さんの中でもReikaさんおすすめのお店とのこと。私ははじめて行ったのですが、椅子とテーブルがガッシリしているので取材にピッタリ!!ナイスチョイス!!

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Reika 「2種のカレーセット2つで、カレーは、これとこれ!」

新里 「私はこれとこれ!」
「さっそくなんだけど、今日の服、すごいねそれ!NIKE?っていうかNI?エッ?」

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Reika 「ふふふ、これはね、NIKEとsacaiのコラボなんだ。ちょっと高かったけど奮発したの。」

新里 「いきなり激オシャレブランドコラボ出た!」

Reika「スウェットとニットが組み合わさっていて、個性的なんだけど、色がシックだからクライアントに行く時も着て行っちゃう。」

新里 「クライアントに行くことって多いの?」

Reika 「最近は、週2回くらいかな。」

Reikaさんはクリエイティブ系の職種なので、前回のYukaさんのような営業職に比べて服装は比較的自由なのです。とはいえ、クライアントに不快感を与える服装やビジネスにそぐわない奇抜すぎる服装はNG。ビジネスでもOKかつ、クリエイティブらしい服装というラインが悩ましいところ。

Reika 「異素材が組み合わさったものが好き。一見普通に見えて、凝っているものとか。」

新里 「なるほどー。普段はどこで服買ってるの??」

Reika 「新宿伊勢丹は友達が働いてるから、月1くらいで見に行くかな。あ、でも、最近は忙しくてワンシーズンに1回くらいかも。」

新里「パトロール的な。」

Reika「あとは、代官山とか表参道の古着のセレクトショップとか。表参道は会社が早く終わった時に、サッと寄り道できるしね。」

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新里 「古着最近私も気になってる!クラシックな女性に憧れるー」

Reika 「古着は、人とカブらないのも良いよね。」

新里 「そうそう~」「あ、そのPCケースは?フカフカしてて、テキスタイルがカワイイ!」

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Reika 「メゾンバルションっていうフランスのブランドのなんだ。同じ部署の女性たちがみんなで通販サイトを見てて、「何見てるの~?」ってのぞいたら、私も欲しくなって買っちゃった。笑 独特なテキスタイルでカワイイでしょ。えへへ。」

新里 「うん、見たことない感じ。気になる!」

Reika 「他で持ってる人見たことないし、これも人とカブらないのが良いなって。サイトで買う時もね、みんなに「私この柄買いましたー」って宣言したの。一応。笑」

新里 「カブらないように!笑 やっぱりどっちかというと、派手なものに惹かれる?」

Reika 「ううん、逆。地味なのが好き。」

新里 「!」

Reika 「人とカブらないのが良いんだけど、目立ちたいわけじゃないんだ。奇抜なのが好きなわけじゃないの。
私、幼いころから地味な色味が好きで、子どもって好きな色選んでって言うと、たいていハッキリした色を選ぶじゃん?でも私はいつも地味な色を選んでたらしい。」

「人とカブらないものが良い。」けれど「地味な色が好き」というところに彼女のアートディレクターとしてのこだわりと葛藤のようなものを感じました。私もかつて彼女と同期入社でアートディレクターとして働いていました。ここからは私の話になりますが、アートディレクターという職種は常に「美的センス」を見られる仕事だと思います。どんな仕事をしてきたかももちろん大事だけれど、パッと目に入る服装は、第一印象としてその人の美的センスを判断する材料のひとつにされがち。
昨年オリンピックのロゴマークデザインのニュースで「デザインのパクリ」に注目が集まりました。あのニュースを見て、恐怖を感じたデザイナーも多いと思います。私はもともと「これ、もしかして何かに似てやしないだろうか。」「無意識に何かをパクっていないだろうか。」そんな恐怖感に取りつかれている小心者なので、もし自分が当事者だったらと想像し、恐怖に震えました…。それと同じとは言い切れないけれど、服装に関してもデザインを作る側の人間には、「何かとカブりたくない」という思いや、何かとカブってしまうのではないだろうかという恐れをなんとなく常に持っているような気がします。カブりたくない気持ちの一方で、「あの人、デザイナーだって、奇抜だもん。そうだと思った。」とつきはなされるのではないかという、恐れ。「服も奇抜だから、頭の中も奇抜なんだろうな。うえー、変な人とは距離を置こう」と思われているのではないかという恐怖…。それなら、みんなと一緒がいい!!友達を失うくらいなら、みんなと一緒になる!!
ああ、でも私はデザイナーだった…(無限ループ)
そんな葛藤の中で、しだいに一見シンプルで普通にも見えるけれど、ディティールにこだわりがあるものや、知る人ぞ知るものに居心地の良さを感じるようになっていきました。デザイナーを疎外的に見る人に対しては「ね、普通でしょ?みんなと同じ色だし、目立ってない。安心して。」と言い、デザイナーらしさを求めて来る人には「ここ、こだわりなの!みんなとは違うセンス、ちゃんと持ってるってわかるでしょ!ドヤァ」と言える。そんな服。…むずかしい。

Reikaさんの場合は、昔から地味な色が好きという話なので、自意識をこじらせている私とは大きく違うと思いますが、デザイン職ならではの葛藤が彼女の中にもあるのかなと思いました。

新里 「そうそう、子どもと一緒に買い物行ったりする??どんなところに行くの?」

Reika 「古着屋も一緒に行くよー。でも、ベビーカーがあるから、階段しかない地下のお店は行かなくなった。笑」

新里 「なるほど!そんな感じで、行くお店も変化するのか~。変化と言えば、服装自体も子供が生まれてから、やっぱり変化した?」

Reika 「そうだねー。まず、カバンがリュックになった!」

新里 「確かに!この前、黒いリュック背負ってたね。」

Reika 「リュックは3つくらい持ってるよ。」「あとは、タイトスカートとヒールを履かなくなったかな。」

新里 「保育園の送り迎えがあるから?」

Reika 「そうなの!毎朝自転車こいでるのー。それに、抱っこする時に重くて。ヒールを履いてると、子どもの重さの分、足に負担がかかるでしょ。あとは、5時半に帰れるように頑張ってて、その分PCを持ち運ぶことも増えたかな。」

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新里 「やっぱり、出産を機に生活ってガラッと変わるもんなんだね。」

Reika 「うん。色々な変化があるけど、ネガティブな感じじゃなくて、それもいいかな~って感じで受け入れてる。でもね、子どもを産んで母になったからって、オシャレはしたい気持ちは変わらないよ~」

新里 「それはそーだよね!さっきから気になってたんだけど・・・その靴いいね!」

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Reika 「ふふふー。Nike iDで買ったの。ここの金色がポイント。」

新里 「Nike iDか~。まさに世界で一つのオリジナル!」

Reika 「他に、変わったと言えば・・・・」
「そうだ、新里このネイル知ってる?シェラックネイルって言うの。」

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新里 「??普通のジェルネイルに見えるけど??」

Reika 「これ、すごいんだよ、90秒くらいで硬化するから、お店にいる時間は20分くらい!」

新里 「めっちゃ速い!!普通のジェルネイルだと、1時間半くらいかかったりするよね。」

Reika 「子供産んでから、ネイルも今までみたいにお金も時間もかけられなくて。かと言って自宅で塗ってると、塗り終わったタイミングで子どもが「ママー、おしっこー」って言ってきたりしてさ。笑」

新里 「あ~。笑」

Reika 「それがこんなに速くて、しかもジェルネイルより全然安いの!安いのも大事。」

新里 「えー!すごい!忙しいママにピッタリだね。」

Reika 「回し者みたいになっちゃった。笑 でもそれくらい画期的!」

新里 「他には最近のお気に入りアイテムとかある?」

Reika 「この腕時計。このまえ、友人の結婚式でロンドンに行った時に買ったんだ。」(※Reikaさんは幼少期をロンドンで過ごした帰国子女なのだ。)

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新里 「どこの??」

Reika 「アンソロポロジーって知ってる?アーバンアウトフィッターズの姉妹ブランドで、ファッションからインテリアまで、いろんなカワイイものをセレクトしてるショップなの。」

新里 「へぇーー!どこかで聞いたような・・・?」

Reika 「前にうちに来た時に自慢した、ライトもそこで買ったんだよ~。お花のやつ。日本で買えないから、アメリカにいる友人に買ってもらって、日本まで送ってもらったの。」
「どうしても欲しかったから、無理言って、結構迷惑かけちゃったなぁ。」

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新里 「こだわりスゲェ・・・(グローバルな交友関係うらやましいぜ)」

Reika 「だってさ、どうしても欲しくて!」

新里 「それ、大事だよね。自分が本当に「好き」とか「欲しい」と思うものになるべく囲まれて暮らしたいと思うし、どういうものを自分が「好き」とか「欲しい」って思うのか、自分の心の声に耳を澄ませることって大事だと思う。」

Reika 「ま、欲しくても手に入らないものもあるけどね。」

新里 「なにそれ?!」

Reika 「ナイショ~!笑」

★ 今回取材をした『南インド料理 ポンディシェリ』 ★
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「南インド料理 ポンディシェリ」

■住所:東京都港区南青山1-10-5 彩青山ビル2F
■電話番号:03-5772-8166
■営業時間:11:00~22:00
■公式サイト:http://www.pondichery.co.jp/