人生は気づいたときがスタートライン!~わたしの未来のつくりかた~

「人生は一度きり」 よく聞くありふれた言葉であり、当たり前のこと。しかしこの数年、この言葉がとても身に染みるようになったと同時に、これでもかと言わんばかりに自分に言い聞かせています。なぜかというと、結婚・出産を経験したこ…

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「人生は一度きり」

よく聞くありふれた言葉であり、当たり前のこと。しかしこの数年、この言葉がとても身に染みるようになったと同時に、これでもかと言わんばかりに自分に言い聞かせています。なぜかというと、結婚・出産を経験したことで物事に対する考え方、人との関わり方、生き方に対する捉え方ががらっと変わり、同時にこれまでの自身の人生を振り返る良いきっかけになったからです。

世の中の誰もが人生に迷い、失敗を繰り返し、時には挫折の中で生きているものです。もちろんこれらとは逆のポジティブな状態が続くときもあります。今回は自身の32年間を振り返り、その中での反省や気づきを綴ってみました。

 

自分の存在価値を見出せなかった20代

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大学を卒業後、私は在学中に取得した日本語教師の資格を活かそうとオーストラリアで日本語教師アシスタントをするべく一年間現地に滞在していました。
帰国後、東京で就職し、私が社会に出たのは23歳の時でした。

同い年の子たちとは1年スタートが出遅れた私ですが、当時はそんなことは何一つ気にしていませんでした。現地滞在中はやりたいと思っていた事を成し遂げた期間だったからです。しかし、社会に出てから28歳を迎えるまでの5年間、紆余曲折しながらどんどん自分の存在価値を見失い、結局のところ自分が何をしたかったのか、何を目指していたのか、途方もない人生の迷子になってしまうことなど当時、全く予想もしていませんでした。

32歳となった今、20代の頃の自分がどうであったか振り返ってみると、恥ずかしながら人前で堂々と披露できる功績などなく、どちらかというと恥ずかしい過去でしかありません。

仕事がうまくいっていると自然とプライベートも充実するように、人生において「生き生きと働く=充実感を得る」というロジックは切っても切り離せないものです。20代、転職を繰り返した私ですが、今考えると、どれも逃げの転職でありポジティブな転職などありませんでした。よってプライベートが充実するはずもなく、いつも虚しさや苦しさを感じて生活していました。

自分の問題から逃げていた当時

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そうなってしまった原因は何か。当時を客観的に見つめ直すことができる今、情けない話ですがようやく問題点を直視できるようになりました。

20代、私は働くということがとことん下手くそな人間でした。言われたことは何とかできるけど、「こういうイメージで資料作って」とか「自分なりにやってみて」と指示を出されるとぱったり思考回路がストップしてしまうのです。常日頃から人の良い所を盗むとか真似てみる、何より自分のやっている仕事に興味を持つ、羅列するとキリがありませんがこれらが著しく欠如していたからです。最大の問題はこれがやりたいではなく、何となくこれといった感じで仕事を選び目指すべき目標が掲げられていなかったことでした。

しばらくするとできない自分に腹が立つものの、何をどうすればいいのか全く考えられず、またそれを人に聞くことも恥ずかしいことと決めつけ、そのうち改善することを諦める人間でした。最後は私にはこの仕事はできない、向いてないと辞めてしまう。自分の問題点を直視することができ、それを改善する努力を怠らない人間であれば良いのですが、当時は自分の駄目な部分を避けることしかできず、働く環境を変えることばかり考えていました。転職したところで結局のところ根本がなっていないので結果は言うまでもありません。そうやって刻々と年月は過ぎていき、理想はあるけど目標設定ができないまま20代も後半となり、キャリア路線から完全に脱線してしまったのです。

他の誰でもなく全て自分が招いた結果ですが、それでも現実を認めることができず、本当は分かっていたけれど見ないふりをし続けて5年。いい加減生きていくことが苦しくなり、悲観的な言葉しか口から出なくなっていた頃、人生の転機を与えてくれたある人との出会いがあったのです。

 
 

私の人生を180℃変えてくれたある人物との出会い

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28歳まであと数日と迫っていたある日、ひょんなことがきっかけでその人と出会いました。その人物とは現在の夫。とにかくポジティブな彼は私に漂う悲壮感を掻き消すかのように現れました。暗い日々にぱっと日が差したようで私は嬉しくなり、出会ったその日にたくさん喋ったことをよく覚えています。彼も、初めて会ってすぐに、どん底にいた私に興味を持ったと言うのですから驚きです。大抵は輝いている人は暗いオーラを纏った人間になど近づこうとしないものだと思いますが、普通とか一般的などという言葉が大嫌いという彼はどんどん私の生活に入り込んできました。

彼の才能だと思いますが、そうされることに全く嫌な気がしなかったのでこの人にだまされてみよう思い、言われるがまま彼の働く会社に入り、上司と部下という立場になったのです。
入社後、手取り足取り仕事を教えてくれるので、私もそれに答えなければと必死についていく日々が始まりました。今になって思うのですが、一分一秒惜しんで働いている彼があんなにも丁寧に仕事の仕方を教えてくれたのは、瞬時に私はそれが必要な人間と判断されたからでしょう。

彼も人間なので、スピードについていけない私を本気で怒る場面も当然ありましたが、何と言ってもポジティブ発言を押してくる人ですから常に「あなたには独特な才能と観点がある」とか「できるから大丈夫」など、前向きな言葉をかけてくれました。ネガティブな発言ばかりされるよりそういった言葉を貰うが当然嬉しいわけで、褒められて伸びるタイプの私はいつしか自然と自信が持てるようになっていました。

その自信は着実に仕事へ良い影響をもたらし、数字に苦手意識を持っていた私ですが、担当していた部門の収支内訳資料なんてものを片手に取引先と打ち合わせするようになったり、当初月45万円ほどの売り上げしかなかった部署を任せられ、約1年で月500万円代にまで引き上げることができたり、20代半ばでは考えられなかった仕事ができるようになっていました。出会う人、一緒に働く人、そして何より自分の意志によっていかようにも変化することができるのだと痛感しました。もっと早くにこの人と出会っていれば私の人生は違っていたのかなと思うこともありましたが、出会うべくして出会ったのだからこのタイミングで出会ったことにも意味があり、それも私の人生の一部なのだと悟りました。

28歳になる年に出会い、早々に私の実家まで結婚を前提に同棲を申し込みにやってきた変わり者の彼とは29歳で結婚し、数ヶ月後には第一子が誕生し私は母となりました。短期間でめまぐるしい変化を遂げ始め、現在も進行形ですが確実に良い方向へ軌道が修正されたという実感が今の私に充実感を与えてくれています。

詳細は割愛しますが、妊娠を機に夫そして会社双方と話した結果、退職という運びになったのですが、働くことから一旦退いてみて、また育児を通して新たな気づきや発見続きの日々へと突入していきました。

 

我が子に成長させられている30代の今

家族写真(ご自身撮影)

周りより大きく出遅れながらも30歳を目前にちょっとだけ成長した私ですが、子を持つ親となった今、一日単位で確実に成長できているという実感があります。

何せ我が子は欲求の赴くままに生きている2歳児と1歳児なので、こちらの思う通りになるはずがなく、むしろ言うことを聞かせようとすることが間違いなのだということを自分に落とし込まなければメンタルに大きなダメージを受けてしまいます。しかし、若干2歳と1歳の子どもでも一人の人間です。我が子である前に意思のある人間であり、人として尊重して向き合わなければただの身勝手な育児となってしまいます。日々変化球を投げてくる我が子が時に悪魔のように思えることもしばしばですが、いちいち感情的になっていては体がもたないし、子どもには呆れられて終わり。子どもなんだからそれが当たり前なのです。こんなことは我が子が誕生するまで知る由もなかったことで、これまでにない新たな気づきでした。

ある人の言葉でとても感銘を受けたものがあります。

『チャンスというものは日々、特急列車並みの速さで目の前を通過している。それをチャンスと捉えモノにできるかは常にアンテナを張り巡らせているかどうかによる。』

なるほど、本当にその通りだなとこれまでの反省と気づきを元に実感させられました。その言葉を聞いて以降、日々の過ごし方、今しかできないこと、今だからこそできること等を常に意識して過ごすようにしています。世間ではごく当たり前のことかもしれませんが、20代の頃それが全くできなかった私なのでこれは大きな成長なのです。

『自分らしくシンプルに生きる』

それが今の人生のテーマです。そのためにはまず過去の大嫌いな自分を認めること。それも自分。大嫌いになる結果を招いたのも自分だと。
そして日々を我が子と楽しく過ごす。
最近ようやくそれが浸透したように思います。

20代の自分へ向かって 「理想を追い求めるのはいいけど努力が伴わない限り実現しないよ」「人をうらやんでばかりいても何も状況は変わらないよ、自分から変わろうとしない限りは」 と今なら言えるのです。
輝いている人、世の中で成功者と言われる人は努力を惜しまないハングリー精神の強い人です。何の努力もなしにそこに辿り着いた人などいません。当たり前のことさえもやっていない人間が、あたかもやっている風に取り繕ったところでそんな薄っぺらいものは簡単に剥ぎ取られてしまいます。既に上回っている人からすれば表情一つ、喋り方一つで見透かされてしまうのです。

次のステップは過去の反省を忘れず、今の自分と真正面から向き合い、昔も今も変われていない部分は何か、今の自分に足りないものは何か、一つ一つをクリアにしていってこれからの未来へ繋げていくことです。

こんなにもじっくりこれからの人生について考えていられるのは一人で家庭を支えてくれ、やりたいことは何でもやってみればいいと言ってくれる夫がいるからこそです。そんな夫へ感謝しながら、明日からも我が子と奮闘しながらまた一歩一歩成長を遂げていこうと思います。