通勤は“助走”だ。仕事へ向かっていく助走

「朝ってどうしてこんなに慌ただしいの…。」 ぼんやりとした頭で考えながら、電車に乗って会社に向かう。ギリギリまで寝ていて、シャワーを浴びる時間もなかった。 気分が冴えない。すでに家に帰りたい。 そういえば、あそこに立って…

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「朝ってどうしてこんなに慌ただしいの…。」

ぼんやりとした頭で考えながら、電車に乗って会社に向かう。ギリギリまで寝ていて、シャワーを浴びる時間もなかった。

気分が冴えない。すでに家に帰りたい。

そういえば、あそこに立っている女性、見かける度にいつも凛としている。

わたしと同じ人間とは思えない。

口角も上がっているし、何だか「通勤美人」っていう感じ。

 

通勤美人って、どうやったらなれるんだろう


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通勤美人には、綺麗をつくる余裕がある。

シャツは丁寧にアイロンをかけて、髪にはもちろん寝グセなんて付いていない。

その日の仕事と気分に合わせてピアスを選ぶし、慌てて準備した書類がカバンからはみ出しているなんてこともない。

それはきっと、朝の自分へ向けて「余裕」をつくっているから。

夜、お風呂でじんわりと温まってから、ぐっすりと眠る。

アラームの音で起きたあとは、カーテンを思いっきり開けて陽ざしをたっぷりと。朝ごはんを食べる時間も確保。

ほんの少し頑張ってつくった余裕は、朝を迎える自分へのごほうび。

だから、通勤美人はとっても綺麗。

 

身なりだけでなく、姿勢だって美しく


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時間も余裕もなくてダッシュで走ってゼエハア息切れ、そんな疲れる朝じゃない。

だから、通勤美人は姿勢をしっかり意識できる。

背筋をピンッと伸ばして立つこと、ヒールに負けないように力強く歩くこと、目線をちょっと上げること。

心まで真っ直ぐ元気になる気がするから、通勤美人の美しい姿勢は、一日を頑張るためのエンジンだ。

「今日の仕事、嫌だな」

「早く定時になって欲しいな」って、

ネガティブ思考に時間を使わないのも通勤美人。

会社までの時間だって、自分の大切な時間だから。

できること、やりたいこと、探してみると結構あるもの。

買ったけれどまだ開いていない本を電車で読んでみる。

揺れが気になるときは臨機応変に、iPhoneに入れているお気に入りの曲で気分をあげる。

すでに仕事モードに突入しているラッキーな日にはメールチェックをササッと。

通勤美人は流れていく時間をムダにしない。やりたいこと、やれそうなことを選んで、時間を自分のものにする。

その楽しさを知っている。

何よりも大切で、いちばん素敵なこと。

通勤美人は自分だけでなく、周りの人たちの朝のことも考える。自分のことのように。

電車のドア近くに立つときは乗り降りする人に気配りを。

シュッシュッと必要以上に香水を付けないし、端っこの席でコソコソと隠れるようにメイクすることも無い。

周りの人も気持ちよく通勤したいって分かっているから、困らせることはしない。

気にかける余裕があるから、座るべき人に声をかけて席もゆずる。

寝たふりをしてやり過ごすなんて、そんなの論外。

自分以外の朝だって気持ちよくできるのが、通勤美人。

 

通勤は“助走”だ。仕事へ向かっていく助走


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しっかりとした走りをすれば、より高く飛べる。それだけ見える景色は広がる。

通勤時間を自分のものにできたら、そのあとに待っている仕事もプライベートもさらに楽しくなる。

きっと一日がとびきり素敵なものになる。

あの女性みたいに、わたしも通勤美人になれるかな。

まずは目線をあげることから、はじめてみよう。

(文/榧野文香)