3月3日は、いくつになっても女の子。まるでひな人形美術館のような街にわくわくする旅

3月3日はひな祭り。子どものころはひな人形を飾ったり、ひなあられにテンションが上がったり、白酒にどきどきしたり……いつの間にか大人になって、そんな感覚も忘れてしまった女性たちへ。街中にひな人形を飾って訪れる人を迎えてくれる街があります。

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その街は、茨城県桜川市真壁町。

「和の風」と名付けられた真壁のひなまつりは今年で15回目。平成15年から続いているこの催しは、「寒い中、真壁に来てくれる人をもてなせないか」という住民の一言から始まったと言います。初め40件だった雛飾りは今年160件を超えました。中には江戸時代のものや貝などを使った珍しいものもあり、見ごたえがあります。人形の顔の違いや着物、調度品などをじっくり見ていると、時間がたつのを忘れてしまいそうです。街中に置かれているマップ(インターネットでダウンロードも可)には、いつの時代のひな人形かなどが記されているので、それを片手に散策をするのをお勧めします。ひな飾りが飾っている建物の入口には、番号が張られているので、それとマップを照らし合わせながら回ることができます。

江戸時代からこの地方の文化・産業として栄えていたこの地区には、見世蔵、土蔵、門などがあり、99棟もの国の登録文化財が残っています。ひな人形だけでなく、そんな街並みや土蔵の中を見せていただいていると、1日でも足りないくらいです。街中には、お食事処もカフェもあるのでご安心を。沿道グルメもおすすめです。こちらの沿道グルメやお土産はほっこりするものがたくさん。地元で採れたフキノトウや手作りの漬物や乾物などが並んでいたり、お餅を焼いていたりと、地元のものでお客様をおもてなししているのが伝わってきます。近くで採れたであろう蓮や薔薇の実のドライフラワーなども、すてきなお土産になりました。

特筆すべきは、文字通りの「おもてなしの心」。地図をいただいたときに「ここは道に迷いやすいから……」と山を目印にするとよいことを教えてくださったお店のご主人。持っていたテイクアウト用のコーヒーカップを見て「空ならここに捨てていきなさいよ」と声をかけてくださったご婦人。お釣りを受け取り忘れた私を、走って追いかけて来てくださった店員さん。たった一言やちょっとした出来事で、心が温まる旅になりました。せっかくなので、ひな人形について質問をしたり、街についてお話を聞いたりするのも楽しいひと時です。ぜひ、街の人とコミュニケーションを取ってみてください。

正直、交通の便が良いところではありませんが、その不便さも、ここに住む方々の温かさや、時代を超えて大切にされてきた街並みやひな人形と共に、総合してこの旅を演出してくれることでしょう。

<真壁のひなまつり 和の風 第十五章>
●期間:平成29年2月4日~3月3日 午前9時30分頃~午後4時頃
    ※商店が多いので、水曜日は閉まっているお店も多いそうです
●場所:真壁の街中(旧真壁郵便局が総合案内所になっているので、そこを目指していくとわかりやすいです)
●交通アクセス例
つくばエクスプレス+真壁のひなまつり号(バス)秋葉原から約100分
(ひなまつり号は2/18,19,25,26のみつくばエクスプレス「つくば駅」より運行。ただし、往復3本ずつの運行なので、時間は要チェックです。その他は乗り換えが必要な公共バスになります)
※その他経路ありますので、観光協会のHPを参考にしてください。
●街並み案内ボランティア  0296-23-8521
●桜川観光協会       0296-55-1159

www.kankou-sakuragawa.jp