こうすれば料理にも使える!腸の中も肌もキレイにしてくれる甘酒レシピ

甘酒といえば、お正月やひな祭りに飲むぐらいのものでしたが、そんな甘酒を普段から飲む人が急増中です。実は江戸時代は夏の飲み物だったそう。現代でも年中常備したくなる、甘酒の効果とお手軽レシピを管理栄養士がご紹介します。

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「甘酒は飲む点滴なり」


発酵学者の小泉先生によると、「甘酒は飲む点滴」だそうで、その理由は甘酒の成分が点滴と似ているからとのこと。江戸時代には街中を甘酒売りが歩いていて、広く庶民に飲ませるために幕府が上限の値段を設定していたという話まで残っています。その栄養価の高さは現代になって解明されてきています。

◎甘酒は消化吸収が良い
甘酒はお米が麹菌によって発酵された飲み物(酒粕から作るタイプもあります)。麹菌の働きにより、お米の栄養素が細かく分解されているので、胃腸に負担をかけずに栄養をとることができます。また、麹菌の働きで代謝に必要なビタミンB群が作られているので、脂肪燃焼や美肌にも役立ってくれるんです。
◎甘酒はお腹の中からキレイを作ってくれる
甘酒にはオリゴ糖や麹菌という腸の中の善玉菌の活動を後押しするような成分が豊富です。これによって腸の中がキレイになると疲れやすさが改善されたり、肌の調子が良くなるなどの効果も期待できます。
◎甘酒は肌の白さを手助けする
甘酒には”コウジ酸”という成分が含まれています。最近では化粧品などにも使われるこの成分の働きは、シミやソバカスの原因となるメラニンの生成を抑えること。美白にもつながると言えます。

そんなさまざまな嬉しい効果のある甘酒ですが、ただ飲むだけではもったいない!実は普段の料理に幅広く使える調味料にも早変わりします。砂糖の甘味と違って、まろやかでうま味も加わるので手軽に美味しい料理ができあがりますよ。
ということで今回は、甘酒を使ったレシピを3つご紹介したいと思います。

簡単、甘酒レシピ

①甘酒入り玉子焼き

【材料】(2人分・以下同じ)
・卵  2個
・甘酒 大さじ1.5
・塩麹 小さじ1(なければ塩少々)
【作り方】
[1]ボウルに卵を割って溶き、甘酒と塩麹を加えて混ぜる。
[2]玉子焼き用のフライパンで焼いて玉子焼きを作る。最後に形を整えたければ、巻きすに巻いて数分置いておく。
※甘酒や塩麹が入ると焦げやすくなるので、注意してください。卵液を流し入れる時にボウルの底に沈殿しやすいので、よく混ぜてからフライパンに注ぎましょう。

②菜の花と油揚げの胡麻和え

【材料】
・菜の花 150g
・油揚げ 一枚
・白いりごま 大さじ2
・麻の実 小さじ1(なければ省略)
・甘酒 大さじ1.5
・醤油 小さじ2

【作り方】
[1]菜の花は茹でて水気を切り、食べやすい大きさに切る。油揚げは縦半分に切ってから細切りにし、フライパンで乾煎りして少し焼き目をつける。
[2]すり鉢でごまと麻の実をすりつぶし、他の調味料を加えて混ぜる。
[3][1]を和えたら出来上がり。

春の緑黄色野菜と言えば、菜の花。菜の花には肌の調子を整えるビタミンAや若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEが豊富に含まれています。これらのビタミンは油と一緒にとると吸収率が上がるので、ごまや油揚げと一緒にとることで効率的に栄養を摂取できるんです。

③そら豆と新玉ねぎの甘酒味噌汁

【材料】
・そら豆 8房
・新玉ねぎ 1/2個
・キャベツ 1/8玉
・出汁 2カップ
・甘酒 大さじ2
・味噌 大さじ1
・白味噌 大さじ1

【作り方】
[1]鍋に出汁を沸かし、そら豆を入れて1分ほど茹でて外に出し、粗熱を取ってから皮をむく。その間に新玉ねぎとキャベツを出汁に入れて火を通す。
[2]そら豆を戻し入れ、甘酒と味噌を溶いたら出来上がり。

新玉ねぎと甘酒、白味噌の甘味が相まって優しい味わいに。βカロテンも豊富なそら豆の緑が目に鮮やかな一品です。

オススメの甘酒

甘酒は麹があれば自宅でも作ることができますが、市販のものであれば「麹だけでつくったあまさけ(八海山)」がオススメです。比較的スーパーなどでも手に入りやすい、こちらの商品。新潟の有名な日本酒「八海山」の蔵元が出している甘酒で、原料はお米と米麹のみと余計なものを一切使っていないので、自然の風味が楽しめます。

今回は甘酒の効果と料理をご紹介しました。消化に負担をかけないので、起き抜けの朝食代わりにもオススメですよ。ぜひ、お試しください。