旬のあさりとスパイスでごちそうスープ【休日作り置きレシピ】

時間のある日曜日。平日のために、作りおきスープはいかがですか? 1年中食べることができるあさり。でも、おいしいのは4~6月。まさに今が旬です。旬のものはおいしいだけでなく、栄養価が高かったり価格が安かったりといいことづくめ。日頃から、旬のものをおいしく採るように意識したいものです。

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特にあさりは血液を健康にするビタミンB群や鉄分が豊富。スープまで採れる調理法がおすすめです。あさりを使ったブイヤベース風のスープなら、栄養も余すところなく採れるうえ、食卓にもパーティーなどの特別なときにもテーブルに彩りを添えてくれます。
ブイヤベースは、フランスプロバンス地方の海鮮料理。世界三大スープのひとつです。主原料が魚介類なので、長時間煮込む必要もありません。ただひとつ、非日常食卓を演出するのは、“サフラン”。胡椒やカレー粉と一緒に瓶に入ってスパイス売り場に並んでいます。サフランは、薬用クロッカスの花のおしべ。色と香りをつける香辛料の1種です。

紅花(サフラワー)に似ていますが、こちらは花びら。香りも違います。購入するときには、気をつけましょう。珍しいスパイスを買うときに思い浮かぶ「1瓶買っても、使いきれるかしら?」といった心配も不要です。瓶の中には、びっくりするくらい少ししか入っていない高級なスパイスです。2~3回使えば一瓶終了してしまう量。とりあえず1回購入して使ってみる価値はあります。

あさりの砂抜き方法

レシピの前に、貝の砂抜きの方法です。あさりなら3%の塩水(水500mlに大さじ1杯程度の粗塩)に貝が沈まず、重ならずの状態でおきます。このとき、網などを使って、貝が少し浮く状態にすると、吐き出した砂を再び吸い込むのを防ぎます。また、新聞紙等で覆って暗くします。水温が下がるとさらに時間がかかるので、できれば常温の静かな場所で約3時間置いておきましょう。とはいうものの、スーパーのものは1度砂抜きしてあるものが多いので、潮干狩りしてきたものほど砂は吐きません。

【あさりとタラのブイヤベース風スープ】(2人分)

・あさり           1パック(16~18個)
・タラ            120g(切り身2枚)
・オリーブオイル       大さじ1杯
・にんにく(みじん切り)   1片
・白ワイン          大さじ3杯
・セロリ(3mm程度の小口切り)1/2本(葉を含め節から上の部分)
・玉ねぎ(薄切り)      1/4個
※ミニトマト         8個
※じゃがいも         1個          
※サフラン     8~10本
※水        400cc
・コンソメ     6g
・塩        適宜

[下ごしらえ]
・貝は、こすり合わせるようによく洗い、砂抜きをしておく。
・ミニトマトはへたを取り、湯むきしておく。
・じゃがいもは、よく洗い、皮ごと4等分する。濡れたクッキングペーパーとラップで包み、600wの電子レンジで串がすっと入るまで約3分加熱する。
・サフランを水(分量内)につけ色を出す。(※)
・タラは軽く塩をふり、15分ほど置いてから水分をふき取る。大きめの一口大に切る。

[1]鍋にオリーブオイルを入れ、香りがでるまで弱火でにんにくを炒める。
[2]セロリと玉ねぎを入れ、玉ねぎが透明になるまで炒める。
[3]あさりと白ワインを加え、あさりが開くまで蓋をして加熱する。あさりは一度取り出しておく。
[4][3]に※を入れ、沸騰したら、コンソメとタラを入れて煮る。
[5]全部の具に火が通ったら、あさりを戻し一煮立ちさせる。塩で味を調える。
[6]皿に盛り、お好みでバターとパセリを乗せ、レモンを添える。

具は、スープが見えないほどたくさん入れたほうがごちそう感が出ます。一度にたくさん作ったほうが、おいしいので、大勢集まるときなどにもおすすめです。スープを鍋ごと出して取り分けたり、スライスしたバケット、サラダを添えたりと演出も楽しいもの。そこにアルコールやローストビーフ、デザートを加えれば、すてきなパーティーの始まりです。

残ったスープのアレンジ

スープに洗ったご飯を入れ、塩で味を調えればリゾットに。とろけるチーズをクッキングシートに薄く乗せ、600wの電子レンジで網目状になるまで約2分30秒ほど加熱すると、ぱりぱりチーズの出来上がり。リゾットに添えると味も食感も見た目でもアクセントになります。

有頭エビやムール貝などを加えれば、ごちそう感がアップしますし、鯛など魚でバージョンアップすることもできます。アレンジの幅が広いので、覚えておくといろいろな場面で役立ちます。冬なら鍋の具がセットになっているので、それを利用するのもお手軽でおすすめです。意外と使い勝手の良いサフラン。春らしく、色と香りを楽しんでみてください。