現代のシンデレラ物語、グレース・ケリーの夢物語が東京で甦る

ハリウッドのオスカー女優であり、モナコ王妃であったグレース・ケリーの回顧展がついに東京でスタートしました。日本初公開となる伝説の「世紀のウェディングドレス」が公開されるなど、世界中の女性の憧れであった彼女のストーリーを豊富なファッションアイテムとともに振り返ることができます。

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女優からプリンセスへ、現代のシンデレラ物語


優雅な気品をたたえた彼女は、オードリー・ヘップバーンと同じ時代を生きた女優であり、モナコ公国のプリンセス。ヨーロッパのだれもが敬愛した彼女は、家族の反対を押し切り女優になると瞬く間に銀幕のスターに。傑作「真昼の決闘」でヒロインを努めると、偉大な映画監督ヒッチコックに見いだされ数々の作品にヒロインとして出演するように。1955年には主演女優賞を獲得し、ハリウッドを代表するオスカー女優へと一気に駆け上がりました。
これも傑作と呼ばれる「上流階級」に出演した彼女は1956年にこの作品とともにカンヌ映画祭へ向かい、そこでモナコ大公レーニエ3世と運命の出会いを果たします。26歳という若さで婚約すると、彼女は女優の引退を決意し、王妃となるため海を渡りました。その結婚式は「現代のおとぎ話」と呼ばれ、ヨーロッパのみならず世界中がその様子を見守りました。その後、王室生活との葛藤と闘いながらも、世界と家庭に対して献身的であり続けた彼女は王妃として母としての役割を果たします。


しかしながら1982年、不運な自動車事故によって52歳という若さで他界。世界中から悲痛の声と、哀悼の意が届きました。
彼女の溢れる上品さと静かな美は、その端正な顔立ちのみならずその人格から出るものでした。その美の軌跡に立ち会うことができる展覧会がついに東京で開催。現代のシンデレラ物語が多くのアイテムともに甦ります。

ファッション好きも感嘆するアイテムが展示


彼女の人生を回顧する展示では、オスカー像やヴィンテージ雑誌、王室写真などが展示され彼女の人生を振り返ることができます。
やはり見どころは多くの衣装と美容アイテム。彼女が愛用したディオールやシャネル、バレンシアガの一着をはじめ、イヴ・サンローランやジバンシィ、マダム・グレのドレスたちが立ち並びます。どんなドレスも当時の流行を抑えながらも、王妃たる気品をたたえた華やかさがあるのが分かるでしょう。衣装と同じく彼女に華を添えていたへアドレスも、ドレッサールームの中で解説。彼女が愛した香水などがかわいらしく並ぶ室内はまるで自分がプリンセスになったような気分に…


彼女が妊娠をパパラッチから隠すためにとっさに使ったとされるエルメスの鞄「サック・ア・クロワ」はケリーバッグと呼ばれ愛されてきました。世界に3つしかないとされるこのバッグも今回目にすることができます。
とりわけボタニカルなデザインを好んだ彼女は、モナコの豊かな自然への愛があったことが分かります。彼女のドレスデザインの変遷とは、彼女の内面の移り変わりであり、そのエレガンスな印象の裏にある心を想起させることでしょう。

「世紀のウェディングドレス」も公開


そして、もう一つの見どころは今も語り継がれる「世紀のウェディング」で着用されたウェディングドレス。モナコ公室から特別に提供された写真から複製されたドレスは、多くの関係者と情熱からできあがった奇跡の一着。
世界の女性の憧れであったウェディングドレスを目の前で見ることのできる貴重な機会が実現しています。

グレース・ケリーの物語はファッションとともにありました。彼女の激動の人生を華麗な衣装とともに追うことで、彼女の人生の苦悩や葛藤もまた追うことができるでしょう。まるで人生そのものが映画のようだった彼女のストーリーをぜひ目にしてみてはいかがでしょうか。

グレース・ケリー展~モナコ公妃が魅せる永遠のエレガンス~
■場所
iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ
■イベント期間
2017年5月10日(水)~21日(日)
■開場時間
[日~木]10:00-19:00[金・土]10:00-20:00
※最終日は17:00
(最終入場はいずれも閉場の30分前まで)

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