-【エル ELLE】フランスの至宝が送る、極上の官能的サスペンス/8月公開-#映画Tips

公開当時から絶賛で迎えられる一方で議論を巻き起こした「エル ELLE」が8月から日本でも公開。官能的でありながら、固唾をのんで見届けてしまう圧巻の映像表現。全国公開に先駆け東京で開催されるフランス国際映画祭でも上映が決定しました。

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過激さと官能が生み出す緊張感

© 2015 SBS PRODUCTIONS – SBS FILMS– TWENTY TWENTY VISION FILMPRODUKTION – FRANCE 2 CINÉMA – ENTRE CHIEN ET LOUP

作家フィリップ・ディジャンの小説『oh…』を映像化した本作。ゲーム会社のCEOを務める女性ミシェルは、ある日自宅の窓を開けたところで事件にあう。その後何事もないように日々を過ごし、周囲の勧めがあるにも関わらず警察への届け出を頑なに断り続ける。その後も付きまとわれるようにして不審な出来事が続き、犯人が身近にいることに気づいたミシェルは自ら犯人をつきつめることに。過去のトラウマからなんとしても自力で解決したい彼女だが、徐々にうちに秘めた衝動や情動が顔を出し、周囲を巻き込んでいく……。
衝撃的な主演を演じ切るのは、「フランスの至宝」と称される名女優イザベル・ユペール。監督は「ロボコップ」や「氷の微笑」などその過激な映像表現で議論を巻き起こしたポール・ヴァーホーヴェン。センセーショナルな表現は私たちが想像するようなタブーを軽々と乗り越え、女性の生き方の限界へと突き進むようにして進んでいきます。

世界的評価は芸術的完成度の高さの証

© 2015 SBS PRODUCTIONS – SBS FILMS– TWENTY TWENTY VISION FILMPRODUKTION – FRANCE 2 CINÉMA – ENTRE CHIEN ET LOUP

主演ユペールがアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたのをはじめ、世界各国の映画賞で125ノミネート、64受賞を獲得した本作。欧米の批評家たちには動揺をもたらした一方で、その芸術的な完成度の高さには評価が集まりました。ただのサスペンスにとどまらず、一方で復讐劇とも言えない本作は、映画表現に対する積極的な議論を巻き起こし、その内容についてはぜひ劇場で見た後に確認してみてください。
かつてないほど挑戦的であり高い水準で芸術的な完成度を達成した異色の作品は、かつてのキワモノ監督とフランスを代表する女優の二人だからこそ実現したといえるでしょう。

フランス映画祭での上映と来日が決定

© 2015 SBS PRODUCTIONS – SBS FILMS– TWENTY TWENTY VISION FILMPRODUKTION – FRANCE 2 CINÉMA – ENTRE CHIEN ET LOUP

今年も東京で開催されるフランス映画祭に主演のイザベル・ユペールと監督ポール・ヴァーホーヴェンの来日が決定。さらに劇場公開に先駆けて、この映画祭での上映も決定。ユペールは1年ぶり、ヴァンホーヴェンは10年ぶりの来日とまたとない機会が実現しました。上映後のポストトークも予定されており、一筋縄ではいかないこの名作の理解を深めるためにもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

■フランス映画祭2017 「エル ELLE」
上映日程:6月23日(金)14:20〜
会場:有楽町朝日ホール
主催:ユニフランス

エル ELLE
■監督
ポール・ヴァーホーヴェン
■キャスト
イザベル・ユペール、ローラン・ラフィット、アンヌ・コンシニ、シャルル・ベルリング、ヴィルジニー・エフィラ、ジョナ・ブロケ
■上映時間
131分
■劇場公開情報
2017年8月、TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー

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