その肌トラブル、洋服が原因かも? チクチクや赤くなるときに知っておきたい基礎のこと

一度は経験がありませんか? 洋服を着たらチクチクした、湿疹ができた、赤くなった、水泡ができた……。その症状は軽いものから重いものまでいろいろ。洋服など布製品の事故と被害で一番多いのが、皮膚障害。いわゆる「肌トラブル」で、その数は全体の約半分を占めます。では、その原因っていったいなんなのでしょうか?

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繊維が原因の場合があります

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洋服の布は糸から、糸は繊維からできています。洋服に付いているタグで目にする「綿、ポリエステル、毛、ナイロン」などは繊維の名前です。肌トラブルは、化学繊維が一番多く、次に毛というアンケート結果があります。

化学繊維ってどんなもの?

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化学繊維とは石油を原料として化学的に作られたもので、ポリエステルやナイロンなどカタカナで書かれたものと思って大きな間違いはありません。それに対して綿、毛などは自然にあるものを原料とした天然繊維です。布でこすれたり、縫い目があたったり、毛羽でチクチクしたりというのは布そのものが原因ですから、しばらく着るのをやめれば良くなることがほとんどです。

加工が肌トラブルを引き起こすことも……!

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洋服を快適に着るために、布には何かしらの加工がされている場合が多いことはご存知でしょうか? もちろん、染料で色をつけることも加工の一種です。「洋服の加工」ってどんなものがあるのでしょう? 実は、身近にたくさん溢れています。アイロンがけのいらないシャツ、洗濯機で洗っても縮まないウール、UVカットのスカーフ、最近では、臭いを防ぐ抗菌防臭衣料もあります。これらのほとんどは、化学物質によって加工されている布でできています。また洗濯で使う洗剤や柔軟剤、ドライクリーニングに使われる洗剤も化学物質です。化学物質が原因の場合には、アレルギーを起こすことがありますから十分な注意が必要です。

どうやって防げばいいの?

ドライクリーニング後の洋服をすぐに着たら、やけどのような症状が見られたという例があります。これは、洗剤として使われた溶剤が原因とされています。冬物のコートなど厚手のものは特に要注意です。溶剤をとばすため、ドライクリーニング後の洋服は、袋から出してしばらく干しましょう。数時間で十分です。

クリーニング後は、袋から出して保管しよう

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すぐに着ない場合にも、袋から出してしまいましょう。袋に入れたまましまうと、カビがつく場合があります。加工に使われる化学物質には種類や量など法的な規制があり、人体に対する安全は確保されています。でも、肌の状態は人それぞれ。敏感肌の方はできるだけ加工品を避けた方が安心かもしれませんね。

おわりに

湿気の高いこの時期、洋服の選び方で快適に過ごすこともできます。素材や加工も大いに役に立つでしょう。でも、洋服が肌に密着しているからこそのトラブルがあります。ちょっと気をつけて、肌の状態と相談しながら上手に選んでくださいね。それでももしトラブルが起こったら、早めに専門医に診て頂くことをお勧めします。