「夕方むっちり」を回避!冷房オフィスの浮腫み対策

オフィスの冷房の中に一日いると、夕方にはむっちりと足や顔が浮腫んでいたりしませんか? 浮腫みは「太く見える」だけではなく、肌もくすんで見えますし肩がこったり……といいことなしです。今回は浮腫みの原因と回避方法をお伝えいたします。

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「浮腫み」は何故起こる?

浮腫んでいる状態が良くない事は通説となっていますが、浮腫みはなぜ起こるのか知っていますか? 大きな原因は2つ。身体が冷えたことで血流が悪くなって起こる浮腫みと、リンパの流れが悪くなって起こる浮腫みがあります。リンパの流れが悪くなっている場合、「リンパの流れ」が自然に良くなることはないことを知っていますか? リンパ液はリンパ管というところに流れているのですが、リンパ液は血液と違って心臓によるポンプ機能がありません。血液は心臓が動くことでポンプ機能がありますが、リンパ液は自分でサラサラと流れることができません。下半身に溜まったリンパ液は動かしてあげないと溜まったままになってしまいます。それが「浮腫み」です。

 

足を揉むだけじゃ難しい浮腫みの解消

「じゃ、足が浮腫んだらすぐに揉めばいいのね!」と思いがちですが、少し揉んだだけではなかなか解消しないのが足の浮腫み。リンパ液は老廃物や水分を運んでいて「リンパ節」を通ることでろ過されながら移動し、最後は尿などで老廃物や水分を排出しています。例えば足なら、ヒザの裏にあるリンパ節。ふくらはぎを揉むだけではなくヒザの裏までしっかりリンパ液を流すことで浮腫みの解消に繋がるのです。でも、会社ではなかなかヒザの裏までマッサージできないですよね。

足を浮腫んだままにしておくと溜まったリンパ液がリンパ管を太くし、血管を押して血流が悪くなってしまったりすることもあります。なんとかする方法はないのでしょうか?

 

リンパ液を動かすポイント

自分ではなかなか流れられないリンパ液。マッサージ以外に流す方法はないものか? 実は1つだけあるんです。それが「筋肉」。筋肉が動く刺激によってリンパ液が流れるので「浮腫んだな」と感じたら歩いたりストレッチしたりすることが大切。前屈運動をしてふくらはぎを刺激したり、階段を小まめに上って足の浮腫みをSTOPさせましょう。血液も流れるので一石二鳥ですね。

 

冷えた身体に起こること

エアコンで冷えて血流が悪くなったり、冷えたまま動かないでいる間に足元に溜まったリンパ液が起こすのは「浮腫み」だけではありません。血流が悪いと、肌へ栄養が行きづらくなってくすんで見えたりすることもあります。栄養が届かない肌はみずみずしさも消えてしまいますし、メイクノリもイマイチです。全身の血流の悪さは顔の浮腫みにも直結しています。「冷え」や「浮腫み」ってやっぱり身体に良くないということがおわかりいただけますよね。

浮腫みたくない日は温めて

「今日は絶対浮腫みたくない」そんな日はなるべく温かい飲み物を飲みましょう。身体を冷やさないことで、血液の流れは良くなります。そして、こまめに動くことが大切です。集中していると同じ姿勢になりがちですが、合間をみて足のストレッチをしたり、階段を上ったりと筋肉を刺激することでリンパ液の滞りを予防して浮腫みも予防できます。トイレでこっそりヒザの後ろをマッサージしてみてもいいかもしれません。

おわりに

「その日の浮腫みその日のうちに」はまさに「その通り」! 一日の老廃物や水分が足元や顔などに溜まったまま次の日の老廃物も溜まってしまったら、太りやすくなるのも納得ですよね。毎日の小まめな筋肉刺激で浮腫みを解消してから眠ることももちろん大切です。日々の小さな積み重ねが浮腫みにくい身体をつくってくれます。汗をかいたら水分を摂る、筋肉を動かす、身体を冷やさない、を忘れずにオフィスでの浮腫み対策をがんばってみてくださいね。

 

(川上あいこ/爪肌専門学識委員会会長)