幻想的な雰囲気に包まれて……。休日に観たい耽美な映画5選

平日は仕事で嫌でも外に出かけているから、休日は自分の部屋でゆっくりしたい。 そんな日の過ごし方としておすすめなのは、映画を観ること。 今回は「幻想的な雰囲気」が好きな女性に見てほしい、映像が美しい5つの映画を紹介します。不思議な世界観の映画や、ちょっと考えさせられる映画まで、あらすじと見どころを中心にお伝えします。

lifestyle

1. 『真珠の耳飾りの少女』

41ERQ2DHQFL

真珠の耳飾りの少女』は、その名の通り画家フェルメールの代表作『真珠の耳飾りの少女』をモチーフに作られた物語です。

STORY

画家フェルメールに使用人として雇われたグリート。あるとき、フェルメールはグリートの色彩や構造に対するセンスを見出し、仕事を手伝わせるようになりました。

いつしか、フェルメールとグリートの間にはある種の特別な感情が生まれます。それを感じ取ったフェルメールの妻は嫉妬。フェルメールがグリートを描いた『真珠の耳飾りの少女』を見て、自分にはわからない夫の真価を理解するグリートに激高して……。

***

この作品を観ると、家にいながら美術館に行ったような気分を味わえます。また、フェルメールとグリートの間に交わされる視線や行動がとにかく色っぽくて、つい見入ってしまう作品です。

天才である夫を理解できない自分と、夫の真価をよくわかっているグリート。フェルメールの妻が抱えるもどかしい心情にも注目してみてください。

2. 『ストックホルムでワルツを』

81KG5UREr5L._SL1500_

ストックホルムでワルツを』は、スウェーデンの実在のジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの半生を描いた映画です。

STORY

子どもの面倒を実の親に任せ、自分はスターを目指して好き勝手に生きるジャズシンガー、モニカ。彼女は、酷評されたり絶賛されたりすることを繰り返しながら、徐々に有名になっていきます。

一方、プライベートでは、身近に自分を見てくれている人がいるにも関わらず、肩書きある男に惹かれては失敗。また、有名になって天狗になったモニカから周囲の人たちは距離を置くようになります。さらに身体を壊してしまい、どん底の状態に……。それでもモニカは、ひたすら”高いところ”を目指して歌い続けるのです。

***

主演女優のエッダ・マグナソンは本物のシンガー。物語の要所で披露される歌声は圧巻です。すべてをかけて”上”を目指すモニカがかっこよく、やる気や勇気をもらえます。50・60年代風のファッションも魅力的。

3. 『薬指の標本』

51pQ5nL2NxL

薬指の標本』は小川洋子さんの同名小説『薬指の標本』を、フランスで映画化したものです。

STORY

サイダー工場での勤務中、ミスをして薬指の先を失ったイリス。彼女はその後、森の奥で見つけた”標本室”で事務の仕事を始めます。

そこに訪れる客は、家の焼け跡に生えたキノコや、元恋人からもらった”音楽”を標本にしてほしいと、少し不思議な依頼をしてくるのでした。そんななか、イリスは標本技師の男に特別な感情を抱くようになり、標本への憧れを募らせていきます。

***

この映画の見どころは、さまざまな角度から表現されるエロティシズムと、セピア調の映像、そしてアンニュイな空気感。とにかく”行間を読ませる”映画で、見方によってはサイコでホラーなストーリーに見えるかもしれません。

4. 『ブーリン家の姉妹』

51kEedWUpbL

ブーリン家の姉妹』は史実をもとにつくられた物語です。ただ、歴史を知らなくても楽しめる内容になっています。

STORY

16世紀イギリス。ヘンリー8世は男児に恵まれず、跡継ぎ問題が発生していました。それを危惧した周囲の画策によって、ヘンリー王は2人の美しい姉妹に出会います。

周囲の思惑とは異なり、姉のアンではなく妹のメアリーに惹かれていくヘンリー王。しかし最終的に王妃になったのは、姉のアンでした。

***

美しい容姿をもった妹のメアリーと、恋愛テクニックを駆使し王妃にまで上り詰め、のちのエリザベス女王を産んだアン。2人の姉妹が国を巻き込み、波乱を起こしていく様子と、16世紀イギリスを再現した華やかな雰囲気が見どころです。

5. 『ぼくを探しに』

81UivQf6dVL._SL1087_

ぼくを探しに』は、まるで絵本のような雰囲気をもつフランス映画です。

STORY

幼少期に両親を失ったことで、”時”が止まってしまったポール。33歳になった今でも、優しかった母と凶暴な父の夢を見てうなされていました。

あるときポールは、アパートの中で一面植物に囲まれた部屋に迷い込んでしまいます。そこで出会ったのが、マダムプルースト。そして、彼女に出されたハーブティーを飲んだとたん、意識が飛んで夢の中へ……。それは、幼いころの自分の夢でした。

そこでポールは、ハーブティーを飲んで夢の中へと飛び、両親の死の真実を辿っていくことにしたのです……。

***

植物に囲まれた部屋がとても幻想的で、流れるピアノの旋律もとても美しい映画です。登場人物がとても個性的で、ちょっとしたユーモアが随所に盛り込まれています。

ハーブティーを飲んで辿り着く、衝撃的な真実にも注目です。

美しい映画とともに耽美なおこもりを

今回紹介した5つの映画は、どれも幻想的な世界観で、非日常的な気分を味わえるものばかり。

映画を通していろいろな世界を見ることで、たとえ部屋にこもっていても、視野が広がり、心が潤う気がします。

(文/表ひつじ)