街中が撮影スポット、世界遺産の街~雲南省「麗江・束河」~

中国は、世界遺産の数で1、2位を争っているのをご存知ですか。万里の長城や九寨溝など、日本人にもなじみがあるものからそうでないものまで50を超えます。今回は、Insta女子におすすめ、街中が撮影スポットの街「麗江(リージャン)」と「束河(シューホ)」をご紹介します。

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麗江・束河は雲南省の街。中国の南西に位置します。直行便はありませんが、空港はありますので、上海や成都経由でその日のうちに到着することも可能です。日本からのツアーも組まれていますので、個人での旅行に自信がなくても、ツアーに参加していくことができます。

上海や香港など、3時間ほどで行ける地域とは異なり倍以上の時間がかかりますが、それゆえまた違った雰囲気の中国を体感することができます。この地域は、その美しい街並みと文化的背景から1997年に世界文化遺産に登録され、多くの観光客が訪れています。

石畳が導く「絵になる」街~麗江~

雲南省は、中国の中でも少数民族が多く暮らしており、民族衣装をまとった人たちにあちらこちらで出会うことができます。ここ麗江古城と呼ばれる集落は、現在もこの地に住むナシ(納西)族が作り上げてきた街です。

今でも、四方街と呼ばれる中央の広場でナシ族の踊りを見ることができます。古城内は美しい水が流れる水路がめぐらされ、石畳が迷路のように張り巡らされています。

それらを取り囲むように建てられた木造の建物は、今でこそお土産物屋さんやホテル、レストランと変貌を遂げてしまいましたが、趣があり、街のどこを切りとっても絵になります。

実際、京都で舞妓さん体験をするかの如く、少数民族の衣装を借りて、カメラマンを従えながらあちこちで写真撮影を行っているお嬢さんを見かけました。高倉健の映画のロケ地になったことでも有名です。

古城内は想像よりも広く、地図を見ながらでも目的地にたどり着くのは難しいかもしれません。場所によっては起伏もありますので、時間をたっぷりとって、気ままに石畳の道を散策することをお勧めします。

カフェも多いですし、購買意欲を掻き立てられるお店もB級グルメを堪能できるフードコートもあります。

お土産や巡りも楽しく、食べ物ももちろん、少数民族が織った布やファッション系、ナシ族が使うトンパ文字という象形文字の印鑑まで、バラエティーに富んでいます。

街中は、どこを切りとっても絵になりますので、好きなところで写真を撮りながらぶらぶらしてみましょう。獅子山とよばれる高台から街全体を見下ろすこともお忘れなく。麗江の代名詞とも言える瓦屋根と玉龍雪山を望むことができます。銀色に輝く瓦屋根の連なる姿は圧巻です。

違った姿を見せる、夜の風景。

一方夜には、四方街周辺がクラブ化します。大音量の音楽にきらびやかなネオン、昼間の顔とは一変します。

静かなノスタルジックな雰囲気を味わいたいなら早朝や昼間の散策をお勧めしますが、夜は夜で雰囲気のあるライトアップが楽しめますので、水路沿いを散策してみましょう。四方街から離れれば、夜でも静かに散策ができます。

静かな佇まいに、心も洗われる~束河~

古鎮(こちん)とは、中国語で「村・集落」を意味します。この束河古鎮も麗江とともに世界遺産に登録されました。麗江とは車で30分ほど離れていますので、タクシーでの移動をお勧めします。麗江ほどは広くなく、こちらのほうが静かで落ち着いて散策したい人にはお勧めです。

豊富できれいな水が印象的で、こちらも地元のカップルが結婚記念の写真を撮りに来ていました。麗江古城内にも束河古鎮内にもホテルがありますが、車両が入れないので、荷物を運ぶ覚悟が必要です。ホテルによっては、台車などで迎えに来てくれるので、要確認。

昔ながらの家を改装したホテルも多く、中庭を取り囲むように配置された部屋は趣があります。

この二つの街は保護費として入場料(麗江古城80元、束河古鎮40元)を徴収されます。7日間有効なので、領収書をなくさずに携帯するように気をつけましょう。古城や古鎮以外にも、見所は多い地域です。特筆すべきは、周辺の自然。麗江の街を拠点にして、広大な中国ならではの自然を楽しむのもおすすめです。ただし、麗江の標高は2400m。空気が膨張すると口が空いてしまいそうなアメニティはビニル袋に入れるなどの対策もお忘れなく。日本にいるとき以上に息が上がりやすいですし、体質によっては、高山病にかかる場合もあるので、無理のない旅行計画を立てることが必要です。

ゆったりと、ノスタルジックな街並に身を任せ、日本での時間に追われている心をいやしてみませんか。