モロッコを訪れたら泊まりたい”リヤド”の魅力!

モロッコに旅行に行ったら、ぜひ泊まってほしいのが「リヤド」。リヤドとは何なのか、そしてリヤドへの宿泊をおすすめする理由をお伝えしたいと思います。

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リヤドとは

「リヤド」とは、本来「植物の生えた庭 」を指すアラビア語で、英語でいうと「garden」にあたる言葉。モロッコでは「中庭のある邸宅」を指します。
マラケシュ・フェズ・エッサウィラなどのモロッコの旧市街にはモロッコの伝統的な建築様式で建てられたリヤドがたくさんあります。一方、現地の方々のライフスタイルの変化などもあり、こういった邸宅はだんだんと使われなくなり、旅行者向けの宿泊施設として修復・再利用されるという流れが近年急速に進みました。

リヤドの造り

今回、マラケシュとフェズの二都市でリヤドに宿泊しました。

この写真はマラケシュのリヤドの入口。窓もなく扉があるのみ。中の様子は一切わかりません。

中に入ると、こんな素敵な空間が広がっていました。解放感がありますね。白を基調とした建物に美しく施された彫刻が素晴らしいです。リヤドの造りはどこでも基本的には同じ構造で、中庭を囲むように部屋が配置されていて、屋上はテラスになっています。上の写真は屋上のテラス部分から中庭を撮影したもの。中庭にプールや噴水があるところも多いのだそう。

フェズで宿泊したリヤドはこちら。カラフルなタイルが綺麗ですよね!

こちらは、先ほどの写真で見下ろしている1階部分の様子です。扉のデザイン、タイル、ファニチャーなど、全てが可愛くてテンションが上がります!

フェズのリヤドでは夜にテラスを案内してもらいました。フェズの旧市街を見下ろせる眺めが抜群な場所でした!
「中庭を囲んで部屋がある」という構造は一緒でも、色使いや家具などはそれぞれのリヤドで特徴があります。ぜひガイドブックやホテル予約サイトなどでお気に入りのリヤドを見つけてみてくださいね。

アットホームな接客

リヤドはもともと現地の人が住んでいた住宅。たくさんの客を受け入れるために作られたホテルと違い、一部の大邸宅を除いて、1つの宿に10部屋未満というところがほとんどです。規模が小さいこともあり、リヤドではホテルに比べて、スタッフの方との距離が近いことが多いです。(家族経営しているところも多いそうです。)

どちらのリヤドでも、ウェルカムドリンクとして、モロッコではよく飲まれるミントティーをいただきました!

フェズのリヤドには夕方到着しました。アフリカ内では治安がよいとされるモロッコも、夜の一人での外出は危険。オーナーから「うちでディナー食べられるよ」と声をかけていただき、オーダーしてみると……

少し待っているとこんなにたくさんのお料理が、しかもモロッコの家庭料理を用意してくださいました!

メインはモロッコの名物料理タジン鍋でした。チキンやラムなども選択できたのですが、野菜のタジンをオーダー。これだけの食事とミントティーもいただいて、料金は800円程度でした。安い! 今回のモロッコ旅行でどのレストランで食べた食事よりも、このリヤドで食べた伝統的なモロッコ料理が一番美味しかったです。「どう?美味しい?」と何度も話しかけてくれ、フレンドリーな接客と美味しい家庭料理で心が温まりました。まるで知人の家に遊びに来た感覚になりました。

気になるお値段は?

リヤドの宿泊費はピンからキリまであります。今回宿泊したリヤドは1泊2,500円前後でした。このお値段でこんな素敵な宿に宿泊できることに感激でしたが、もっと安く泊まれるリヤドもたくさんあります。一方、もともと大邸宅だったリヤドや、モロッコ王室や有名なホテルが手がけたリヤドなどは、お値段が高くなります。広いお部屋にラグジュアリーな家具が置かれていたり、スパが併設されていたり。スイートルームが用意されているところも。バカンス気分を味わいたいなら、ちょっと奮発してみてもよいかもしれません!

今回ご紹介したリヤド、古い歴史があり旧市街が世界遺産に登録されているようなマラケシュやフェズなどの都市にはたくさんありますが、モロッコならどこの街でも泊まれるというわけではありません。モロッコで世界遺産の街を訪れる機会があれば、ぜひリヤドへの宿泊を検討してみてください! ホテルとは違う楽しみがあると思います。