27歳、夏。「ヘナタトゥー」で去年までとは違う私に

いくつになっても夏の到来には気分が高まります。 例年、夏は楽しいけれど、すこしずつ大人になっていく年齢だからこそ、これまでとは違う楽しみ方をしたい……。 そんなふうに思っていたとき、見つけたのが「ヘナタトゥー」というボディアートです。 気分が開放的になって、肌の露出が増える季節。アクセサリーの代わりに、タトゥーで肌を飾ればなんだかすこし違った気分になれるかも。

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気軽に挑戦できる”消える”タトゥー

「ヘナタトゥー」とは、インドや中近東でさかんに行われている伝統的なボディーアートの一種です。「ヘナアート」や「メヘンディ」という別名でも呼ばれています。

ヘナという染色効果のあるミソハギ科の植物を使用し、肌の表面を一時的に着色することでタトゥーのように見せるのが「ヘナタトゥー」です。

肌の角質を染めるので、手や足など角質が多い部分は濃い色に、顔や胸元などの角質の少ない部分は薄い色に染まります。角質は、新陳代謝によってはがれ落ちるため、個人差はあるものの約1〜3週間で元通りの肌に。

実際のタトゥーは皮膚に傷をつけて直接インクを流し込むため、痛みもあるし、消すのも困難なのでハードルが高いですが、「ヘナタトゥー」は痛みもまったくなく、短期間で消えるので、気軽に楽しめるのが魅力です。

また、染色に使用するヘナは、髪の毛のカラーリングやトリートメント、日焼け止め、やけどの治療薬としても使用されている植物なので、安心、安全。

ただ、なかには防腐剤や保存料といった化学物質が入った製品もあるので注意が必要です。ナチュラルでないものは、肌に色素沈着することが多く、発がん性があるとまで言われています。

必ず、100%天然のヘナを使用するようにしましょう。

自宅でできる「ヘナタトゥー」簡単ステップ

「ヘナタトゥー」は、サロンで描いてもらうこともできますが、ヘナを購入して自宅で行うこともできます。

初心者用のキットもあるので不器用な人でも大丈夫。手先の器用さに自身があれば、デザインから自分で行うのもありです。

必要なもの

・ ヘナパウダー
・ コーンと呼ばれる絞り器(ビニール袋の一部を切って代用可能)
・ 水(レモン果汁や紅茶などでもOK)
・ レモン果汁

1. デザインを決める

まずは、どんなデザインにするか決めます。水性ペンで肌に下絵を書いておくと安心!

2. ヘナペーストを作る

ヘナパウダーに水分を混ぜてヘナペーストを作ります。

このとき、ただの水よりレモン果汁や紅茶などを使うと色がより色濃くキレイに出るんだとか。

また、コーヒーを加えると黒っぽい色になる、ローズティーを加えると赤っぽくなるなど、ここで混ぜ合わせるものによって色に変化をつけることができます。

3. ヘナタトゥーを描いていく

ヘナペーストをコーンという絞り器に入れ、最初に決めたデザイン通りにタトゥーの模様を描いていきます。

ホイップクリーム用の市販のコーンを使ってもいいですが、ビニール袋を加工して自作することもできるんだとか。

4. ヘナペーストが乾かないようにパッティング

ヘナペーストを肌にのせてから色が定着するまでは時間がかかります。その間にヘナペーストが乾いて剥がれ落ちてしまうと、きちんと染色できないので、乾かないように注意しなければなりません。

15分くらい経って表面が乾いたら、レモン果汁でパッティングして適度な水分を保ちます。水分を蒸発しにくくするためレモン果汁に砂糖を混ぜるのもあり。

5. しばらく放置

長く置けば置くほど色が濃くなるので、2〜24時間の間で自分好みの時間置いておきます。その後、ヘナペーストを剥がして、オイルやクリームで保湿すれば完成です。

最初はオレンジっぽい色ですが、少しずつ茶色っぽい色になっていきます。

初日は色落ちしやすいので、入浴は5時間以上あけてからにしましょう。

スピリチュアルな効果もある

ヘナは染料としてだけでなく、幸せを運ぶハーブとしても知られています。

そのため、インドや中近東の国では「ヘナタトゥー」は単なるファッションではなく、おまじないや魔除けの意味で施されています。

なかでも、結婚式やお祭りなど特別な機会に描かれる「ヘナタトゥー」は「メヘンディ」と呼ばれ、「幸福に暮らせるように」「健康に過ごせるように」「仕事がうまくいくように」といった願いをこめて、時間をかけて丁寧に施されます。

描く模様やモチーフによって、金運や恋愛運など込められる意味が違うので、おまじないやおまもりのような意味合いもあるんです。そして、模様が消えるときにその願いが叶うと言われています。

自分で描くときも、願いを込めながら描くといいかもしれません。

去年までとは違う私になる

「ヘネタトゥー」は時間が経つと消えてしまいますが、角質を染色するため水や汗で流れてしまうことはありません。海やプールに行くときにもぴったりです。

今年は去年までとは違う夏にしたいなら「ヘナタトゥー」に挑戦してみるのもあり。なんだか、太陽が似合う女性になれるような気がします。