【スキンケアカウンセリング講座 #1】SPFって高いほうがいいは嘘⁉︎ 日焼け止めって何を基準に買えばいいですか?

スキンケアに関することって、インターネット上に色んな情報がたくさんありますよね。色々読んでいるうちに、どれが自分に合っていて、どれが一番効果があるのかわからなくなってしまったりしませんか? それもそのはず。スキンケアって、肌質だけではなく、食べ物や睡眠時間、本来の体質や服用薬などなど、たくさんの付随する情報も考えた上で対策するのが一番なのです。スキンケアカウンセラーがちょっとした疑問にお答えします!

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スキンケアには食生活、睡眠時間、本来の体質や服用薬などなど、たくさんの付随する情報も考えた上で対策するのが一番です。それはまさに「個人差がある」ということです。個人差とはいったいどういうものなのか? 個人差は、直接肌を見て生活スタイルをお話ししてカウンセリングしてもらうのが一番です。

でも、わざわざコスメカウンターで相談するのはちょっと勇気がいるかも?

ということで今回は、筆者が毎月行っている「無料スキンケアカウンセリング」にいらして頂いた方の質問から「日焼け止めの選び方」について書き起こししてみたいと思います。なるべく「個人差」を埋めることを大切に開催しているスキンケアカウンセリング。

秋も紫外線対策はまだまだ手を抜けません。紫外線・日焼け止めを対策をする際の参考にしてみてくださいね。

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【質問1】日焼け止めって一年中必要なのは本当ですか?

本当です。南国リゾートだからとか、海に行くからとか、紫外線が強い弱いに関係なく、肌は常に紫外線の影響を受けています。

「サングラスしていても?」「長袖着ていても?」と疑問に思いますよね。実は、シミやそばかすの原因を生み出す「メラノサイト」は身体の中で枝葉状に広がっているんです。極端なことをいえば、顔をしっかり紫外線から守っていても、足が日焼けしてメラニンが活動を始めたら身体の中を通ってあちこちで活動を始めたりする場合もあるんです。

「太陽出てないし、少しならいっかー」なんて半袖で歩くと、いつの間にか顔にシミができていたりするんですね。

紫外線対策は一年中必要です。

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【質問2】SPFの数字が大きいものを選んだ方がいいですか?

ドラッグストアに行くとついつい考えてしまいますよね。SPF30とSPF50、同じ金額で同じ容量の日焼け止めならどちらを選べばいいのか?

ではまず、SPF30とSPF50の違いを再確認してみましょう。

例えばSPF30。これは、普通肌の人が25分で日常紫外線による日焼けを起こし始めるとしたら

25(分)×(SPF)30=750(分)

750分間日焼けを防ぐよ、という意味です。750分なので12時間ちょっとですね。朝7:00に家を出たとして夜の19:00までです。

これだけを考えたら、SPF30で十分ですよね。もちろん、海岸や山頂など紫外線の量が多い場所は日焼けを起こし始めるのが早いので計算式は変わってきますが、むやみにSPFが高い必要はなさそうです。

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【質問3】でも、SPF50の方がお得な気がしちゃうんです・・・

数字が大きいとお得に感じてしまう気持ち、とってもよくわかります。日傘をさしても帽子を被ってもなんだか不安で、ついつい数字の大きい物に目がいきますよね。

そんな時に気にして欲しいのが化粧品の成分です。

「紫外線吸収剤」が使用されているのか「紫外線散乱剤」が使用されているのか? または、両方がバランスよく使われているものもあります。SPFが高いものは「紫外線吸収剤」が多め配合の場合が多いようです。「オキシベンゾン-3」など数種類あるのですが、SPF効果が高いものや、紫外線A・B両方にしっかり対応しているもの、ロングUVAに対応しているものなど、高性能系の日焼け止めは「紫外線吸収剤」が使用されていることが多いかも。

ご自分の使っている日焼け止めの成分を確認してインターネットで検索してみてくださいね。

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「紫外線吸収剤」は、紫外線をキャッチして違うエネルギーに変化させて放出してくれるのですが、放出する際に熱を発するといわれています。その為、肌の水分も一緒に排出してしまう可能性があるのです。ということは、肌の乾燥がひどい時期に使用すると乾燥が進んでしまいますよね。

そして、肌の乾燥が進むということは、肌が自分で潤おうとするので皮脂の分泌が増えるということ。そう、メイクが崩れやすくもなる場合もあるんです。ということは、塗り直しもマメに行わないと「SPF50」の効果は持続できないということ。皮脂や汗の分泌はなかなかコントロールできません。

もちろん、肌の乾燥を防ぐ色んな成分も配合されていることが当たり前とも言えますが、数字が大きいからといってお得感ばかりかというと少し違うわけです。

日常紫外線は、SP30もあればほとんど防げるもの。そして、最近は化粧下地やファンデーション、アイシャドー、リップ、と色んなコスメにもUV効果があるものが多くなっていますよね。肌の乾燥やメイク崩れが大変になることを覚悟して、SPF50を毎日使う必要はないわけです。ドラッグストアで悩んだら「日常使いする日焼け止めなのか? 海で使いたいのか?」を考えてみましょう。

海にたくさん行くならSPF50がお得かもしれません。でも、夏の間に数回行くだけなら、SPF30をマメに塗り直すだけでも大丈夫そうです。

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【質問4】肌荒れしやすいんだけど何に気を付けたらいいですか?

 

化粧品は1つの成分だけでできているわけではないので、一概に「こうすれば肌は荒れない」と断言できるわけではないのですが、「肌に優しい日焼け止め」と書かれているものに関しては「紫外線散乱剤」が使用されていることが多めです。

これは、ラメのようなものをイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。キラキラなラメが光って、紫外線を反射してくれる仕組みです。「酸化チタン」や「酸化亜鉛」が代表的な成分です。熱を発しないので、肌の乾燥も進みにくいですし、何よりも汗で一緒に溶けていくようなことが少なめです。
「酸化亜鉛」は汗で金属アレルギーを起こす場合もあるそうなのですが、その場合は「酸化チタン」のほうが安心です。

ここでもやっぱり大切なのは「いつどこで使うのか?」。ロングUV-Aに対応していない日焼け止めなどもありますので、海や山へ行く際の日焼け止めはキチンと選びたいですね

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優先順位を大切に

日常使いの日焼け止めならSPF30でも十分。そして、肌の乾燥や荒れが気になるなら「紫外線散乱剤」を使用したものの方が肌には優しめです。もちろん、他のメイク道具との兼ね合いもありますが、本当に肌荒れがひどい日はベビー用の日焼け止めだって十分効果があります。無理にSPFが高い物を選ぶ必要はなさそうですよね。

大切なのは「今日に適した日焼け止め」を選んで使うことと「日焼け止め効果の持続力を大切にする」ことです。どんな日焼け止めも2~3時間で効果が薄れてくるといわれているので、その都度塗り直しが必要です。

他に、その日焼け止めに求めるものが「肌色補正」なら色付きのものがいいでしょうし、香りや感触などの好みもあります。

「日焼け止め」として使うのか「メイク下地」として使うのかによっても選ぶ基準は変わってきますが、肌が荒れやすいならSPFの高さよりも成分を重視した方が良さそう。日傘やサングラスを使っているか使っていないかも大切なポイントです。日焼け止めを買う際には、使用する目的をよく考えて買うようにしましょう。