正しい洗濯講座3:洗濯機を賢く使うためのキホンあれこれ

日々の洗濯、洗濯機任せにしていませんか? 最近の洗濯機は、洗濯物を入れると水や洗剤の量を自動で決めてくれますが、何を基準にしているのでしょうか? 洗濯の基本を知ることで、その日の洗濯物に合った設定ができ、より賢く洗濯機と付き合えるようになります。「正しい洗濯講座」の3回目は、「洗濯の基本」についてご紹介します。

fashion

正しい洗濯講座、前回までのおさらいはこちらです。
正しい洗濯講座1:洗濯物に合った洗剤を使おう!
正しい洗濯講座2:衣類を長持ちさせる洗濯前のチェック&ケア

水の量の目安って?

1

洗濯機によって違いがありますが、洗濯物の重さの15倍程度の水が適量です。
洗濯物1kgに対して15kg。
Yシャツ5枚に対し、1ℓ牛乳パックを約15本分の水量です。

洗濯物が多過ぎると、水流がうまく回らず洗い残しができてしまいます。逆に洗濯物が少な過ぎると、水流がうまく生かされず洗濯物が空回りして汚れ落ちを悪くします。なお、これは水流で洗うパルセーター式の縦型洗濯機の場合です。ドラム式の場合は、水流ではなくドラムが回ることで洗濯物も回って洗われますので、縦型に比べて少ない水で洗うことができます。ドラム式が節水型といわれるのはこのためです。

ここでひとつ注意点が!
洗濯機は洗濯物の総重量で水量を決めているため、濡れたものを入れると必要量より多い水で洗うことになります。これは勿体ない。濡れたものを洗うときには、しっかりと水気を絞るようにしましょう。手動で水量を調整するのも良いと思います。

洗剤を多く入れるのは、単なる無駄遣い

2

洗剤には適正量があります。洗剤は少なすぎると汚れ落ちが悪くなりますが、多いほど、よく落ちるというわけではありません。ある量で汚れ落ちはほとんど変わらなくなります。多く入れるのは単なる洗剤の無駄使いです。パッケージに書かれている使用量を守りましょう。

洗濯に適した水温と、洗い時間のこと

3

洗濯には、40℃くらいまでの水温が適しています。水温が高い方が汚れは落ちますが、高すぎると洗濯物を傷めてしまいます。また、再汚染といって一度落ちた汚れが付いてしまうこともあります。

最近は温水洗浄ができる洗濯機がありますが、お風呂の残り湯でも十分。節水効果もあるので、経済的にも残り湯洗濯はおすすめです。「洗い」の時間は5分~10分程度で良いでしょう。長過ぎると、ここでも洗濯物の傷みや再汚染が起こる可能性があります。汚れがひどい場合には、長く洗うよりも、1度洗った後にきれいな水でもう1度洗う方が効果的です。

すすぎ時間は短めに

4

「すすぎ」の時間は、3~5分程度で十分です。すすぎの目的の1つに、洗濯物に付いた洗剤を洗い流すことがあります。”洗濯物に洗剤が付く“ことを意外に思われる人がいるかもしれませんが、こうすることで再汚染が起きにくくなっています。洗濯物についた洗剤は1分程度で落ちるというデータがありますので、あまり長くすすぐ必要はありません。

脱水は、素材によって調整して

5

「脱水」の過程は、3分程度が適当です。干すときの洗濯物の水分が少なければ少ないほど早く乾きます。綿や麻は水分が残りやすいので、脱水時間を長くしたいところですが、脱水しきれていないくらいがちょうど良い。あまり水分を取り除いてから干してしまうと、シワになりやすいのです。ポリエステルなどの化学繊維は短時間、むしろ脱水しないでそのまま干す方がシワにならずに良いくらいです。

おわりに

洗濯の基本を知ることが、節水や節電にもつながることがお分かりいただけたと思います。洗濯機任せにするのではなく、その日の洗濯物の状態に合った洗濯に、ぜひチャレンジしてみてくださいね。