プロ直伝!何も塗らない「すっぴん爪」のキレイな作り方

ネイルサロンは「色」を塗る場所だと思っていませんか? 私たちネイリストが、一番最初に「ネイリストのお仕事で最も大切」だと学ぶことは「健康な自爪の育成」です。カラーやアートは、健康な自爪の育成の先にあるもの。華やかにカラーを塗ったり、デザインを施したりしている人ばかりに見えるネイルサロンですが「カラーを全く塗らない」お客さまもたくさんいらっしゃいます。今回は美しい「すっぴん爪」の作り方をお伝えします!

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「ネイルサロンって行ってみたいけど、仕事で色塗れないしなぁ」なんて遠慮していたらもったいない! カラーを塗れないからこそ「プロのケア」を感じて欲しい場所がネイルサロンなんです。「でも、爪を磨くだけでしょ?」それもちょっと違います。

ネイルデザインは必ず「飽きる」時期が訪れますが、ネイルケアを楽しんでいらっしゃるお客さまは「清潔感」を求めている方が多いので「飽きた」という方も少なめ。実はこっそり人気のネイルケア。すっぴん自爪をプロがケアするとどんな変化を遂げるのか?

今回はプロ直伝の美しい「すっぴん爪」の作り方をご紹介します。

均一な長さ・形を意識する

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ネイルケアコースのスタートは、だいたい「整爪」でスタートです。全体の爪の長さを整えます。皆さんは、ご自宅でネイルファイルや爪切りを使って爪の形を整える時って、どんなイメージで整えていますか?

爪先の白い部分の長さ? 白とピンクの境目を見て整える? それとも、上から見てなんとなく丸く整えていますか?

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もちろん、ご自分の爪なので好きな形に整えてもらっても問題ないのですが、プロが行う「整爪」はなるべく10本の爪の形が均一になるように整えています。1本だけ丸いとか、1本だけ尖っているとか、形の違いをなくすことが大切なポイントです。

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爪先の形を均一に整えること。そして、爪の根元から先までを同じ長さに揃えます。爪先の白い部分だけ整えてしまうと全体の長さが変わってしまうので要注意です。

プロは甘皮部分の処理に違いが

爪先を整えたら、甘皮部分を整えます。

といっても、一般的に「甘皮」と呼ばれている部分はネイリストさんがいじる場所ではありません。ネイリストさんが整えているのは「ルースキューティクル」という爪の上に張り付いている余分な角質の部分です。

爪にしっかりと張り付いているので、乾いたままだと硬く張り付いていて動かないルースキューティクルの部分。

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丸印の中の皮膚の部分近辺を「甘皮」と呼ぶのですが、ここは取ってはいけない場所です。これから生えてくる新しい爪を守っている大切な部分になります。ここではなく「爪の上の余分な角質」をキレイにする為に、爪全体をお湯でふやかします。

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指先は、お風呂の中でも簡単にふやけますよね。プロは、ふやけた部分を専用の道具を使って押し上げますが、ご自分で行う際は濡らしたガーゼなどで甘皮周りをくるくると回すだけでも十分。ボロボロと爪の上の余分な角質が剥がれていきます。

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押し上げるとこんな感じです。ボロボロとしたものが見えますよね。これを、ガーゼや専用のキューティクルニッパーでキレイに整えていきます。甘皮周りに固く付いた角質もキレイにしていきますが「甘皮」は絶対に取りません。

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少しずつ、濡らしながらキレイにしていきます。爪の上の余分な角質を取っていくと、爪が大きくなったように感じますよね。これが「汚れ」の付いていない状態の爪です。

あとは、表面を削り過ぎないように、爪を薄くしてしまわないように、十分気を付けて爪を磨いていきます。

この時「爪表面の歪み」も均一にならすことが大切です。表面が均一になることで、爪の輝きも10本均一なものになります。

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汚れのない爪表面を磨くと、すぐに塗れたような爪になります。ゴシゴシと磨く必要はありません。

最後に保湿を忘れずに

そして、最後は保湿です。甘皮周りにキューティクルオイルなどを塗ってしっかり保湿します。この写真は、爪の表面には何も塗っていません。爪表面の汚れを取って、歪みや凸凹をなくしてあげるだけでも、ナチュラルネイルはツヤツヤに輝くのがわかって頂けると思います。

色を塗らないナチュラルネイルの「濡れたような艶」は自爪ならではの美しさです。

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特別な道具はいらないけれど

ネイルケアって特別な道具はいらなくて誰でもできるものなのですが、大切なことは「正しい知識」で行うこと。甘皮部分をいじってしまって化膿してしまったり、爪を磨きすぎてペラペラの薄さにしてしまっては元も子もありません。

ナチュラルで自然な艶を感じる「ネイルケア」は、指先の血色もうっすらピンクになって、目から潤いを感じるのにぴったりのメニュー。ジェルネイルやマニキュアの「色」に飽きてきた方にはぜひ試してほしいメニューです。

「すっぴん」の美しさが大切なのは、顔も爪も同じかもしれないですね。